2018年10月 九州ツーリング 目指せ最南端(ZX12R)

前回、と言っても2年前の九州ツーリングの続きだけど、
やり残した最南端・佐多岬へ行ってきた。
お手軽にLCC&レンタルバイクにしようか、検切れの12Rの車検を取って行こうか悩んだ。
レンタルバイクだと2泊3日くらいの日程、12Rだと最低でも1週間は必要かな
単純に比較できないけど、費用面やお手軽さで考えるなら圧倒的にレンタルですね。
ま、とりあえず車検を取ってから考えることにした。

・・すると運命の女神は「九州地方、天気は安定して向こう10日間は晴れ」

というご褒美をくれた

こりゃあ12Rで行くしかないね
と言うことで12Rで行くことに決定

コンテンツ(クリックでジャンプします)

2018年10月28日 行きは東九フェリーで
2018年10月29日 船の中
2018年10月30日 まだ暗い新門司港からスタート!熊本城&水前寺〜えびの
2018年10月31日 えびの〜霧島神宮と霧島硫黄谷温泉〜隼人
2018年11月01日 薩摩半島名所巡り 指宿スカイライン〜池田湖〜開聞岳〜最南端の駅
2018年11月02日 いよいよクライマックス!最南端佐多岬へ!〜志布志港さんふらわあ
2018年11月03日 大阪から行けるところまで!〜静岡でエンプティ
2018年11月04日 2日がかりで大阪から帰宅(笑)〜千葉
あとがき

2018年10月28日 行きは東九フェリーで

今回は行きに東九フェリーを北九州まで使って寄り道しながら最南端を目指し、
帰りは鹿児島・志布志から大阪行きのフェリーに乗るつもり
前回のプランに似てるけど、前回は結果的に長崎3泊になってしまって
最南端到達できなかった
出発当日にフェリーの予約を入れようとしたけど、
日曜は当日便のTEL予約は受付けないんだって
「じゃあどうすればいいの?」と聞くと、
「予約なしなので、窓口でキャンセル待ち扱いになります」と言われました・・・
ま、大丈夫だと思うけどねえ・・大丈夫でした。

いつものように「絶対に無事故で家まで帰る」という誓いを立てて走り出す

房総の家から有明のフェリーターミナルに行くのには、アクアライン経由で行く。
日曜の夕方はひどく渋滞するので早めに家を出たけど、
14時半の時点でもうアクア渋滞が始まっていたよ
渋滞を避けるため早目に帰ろうとする人が増えたんだね、賢明だよ。
渋滞すると橋とトンネル抜けるのに所要100分とか掛かるからね(通常は12分程度)
アクアライン乗る前に木更津・金田でガスチャージ、@160円(以降すべてハイオク)16.5km/L

東九フェリー「びざん」有明FT

北九州まで2等洋室&1200ccのバイクで合計¥30,380(予約なしで現地購入の価格)
日曜日なので18時の出港です。
でもなぜ日曜日の入出港は時間がずれるんだろうねえ・・・?

いつものように2泊分の食料を買い込んで乗船
バイクは8台、北九州が3台で徳島が5台
まだキャンプ用品を積んで頑張るライダーいるね
船に乗り込んで荷物片付けてすぐ風呂へ

本日の走行距離 80kmくらい(地図はすべてGoogleマップさん)


2018年10月29日 船の中

退屈な東九フェリーの船旅だけど我慢我慢
いつもの潮岬

徳島で下船するCBに乗るライダーと話をしたら、四国でやり残した場所を目指すらしい。なんか自分と似てるわ〜

徳島港に寄港後、新門司に向けて出航

たぶん室戸岬

室戸岬足摺岬は四国でやり残した場所・・・いやいやカルストも行ってないしUFOラインも行ってみたいし四万十川沈下橋巡りとか祖谷渓小便小僧かずら橋大歩危小歩危こんぴらさん歩き遍路もやってみたい

さて、もう一回寝て起きると九州だ

2018年10月30日 まだ暗い新門司港からスタート!(熊本城&水前寺〜えびの)

門司港到着は朝の5時40分
九州なので朝は遅いですね、まだ真っ暗です。

積み荷のチェックをして暗い中を走り出す。
すぐ近くの九州道に入り、ひたすら南進する

今回は高速を多用するつもりなので、「九州ドライブパス乗り放題3日間」を事前に申し込んである
3日間で軽&二輪は5,200円
ちなみに新門司→鹿児島間の通常片道料金は5,960円
結構お得でしょ?

順調に南下していたが、電光掲示板に「鳥栖インター〜東脊振インター間事故のため通行止め」の表示が出た!
ええええ??鳥栖ってこの先通るよなあ??
鉄道と同様、本線と長崎方面の分かれ道が鳥栖だ。
インター間で通行止めとか食らって立ち往生になったら冗談じゃないよ?

確認のため、最寄りのPAに飛び込む。
基山パーキングという所だ
PAにある情報盤面を見ると、どうやら九州道ではなくて鳥栖JCTから分岐する長崎道での事故のようだ
それならまあ安心と考え、ついでにトイレ休憩する。

高速を管理する立場の人に言っておきたい
土地勘のない人にも分かるような表示にして欲しいです。
「東脊振」と言われても、よそ者には九州道なのか長崎道なのか判別付きません。
「長崎道・鳥栖〜東脊振間 事故のため通行止め」とするだけで情報としての価値は格段に上がると思います。

休憩していたら長崎道での渋滞がだんだん伸びてきて、このPAの本線も動きが止まってしまった・・
あ〜あ
のっけからこれかよ・・・
(後でニュース見たらトラックの横転事故で4〜5時間通行止めだったそう)

休憩中、地元ライダーさんからお勧めルートなど指南してもらった。
おすすめは一般道を球磨川沿いに走ってえびの山越えルート。
肥薩線沿いに走るっていうだけでワタシ的にノスタルジーで、検討していたルートのひとつ。(結局行かずじまいでした・・・)

ふと気がつくとバイク駐車スペースの近くで、並んだバイクたちに
ず〜っと熱視線を送っている若夫婦。
まだ小さな赤ちゃんを連れているので、車で来たのであろうと思います。
バイクが好きなのかな?と思って声を掛けると・・・
バイクが好きなのは、なんと1歳6ヶ月の赤ちゃん(女の子)でした!
赤ちゃんに12Rにまたがってもらったらハイテンションになって可愛いのなんの
とってもホンワカした気分にさせてもらいました。
私にはちょうど同じ年頃の孫(女の子)がいるので、会いたくなってしまった。

そんなかんなで時間は過ぎても流れは一向に回復しないので、渋滞の中を走行再開だ
長崎道とのJCTまでは5kmというところか、そこまで辛抱すれば後は流れるだろう
の予想通り、以後は順調に

さて、最南端までの立ち寄り地として今日は熊本城&水前寺公園を選んだ
高速の植木インターというところで降りて、お城まで一本道
途中でガスチャージ、燃費は15.4km/L @166円
熊本城は下調べ不足でバイクOKの駐車場が見つからず、ちょっと離れた場所から拝みました。
お城近くの駐車場2箇所でバイク不可、と言われて諦めてしまった
「熊本城右折」の観光案内標識に従っていたらバイクOKの駐車場に辿りつけた、
と後で知る


天守閣は見た目かなり修復が進んでいましたね
みんな復旧を頑張っているんだな・・
なんたって熊本のシンボルですから

すぐ近くの水前寺公園へと向かう
有料Pへと12Rを停めて園内へ

1969年昭和44年に熊本城と水前寺公園を訪れて以来です
鮮やかに記憶が甦ってきました
熊本城は真夏でクマゼミの蝉時雨がすごくて、城内にあるプールで泳いだ記憶
水前寺公園は、あの富士山を模した小山が子供心に好きだった
ノスタルジーですね
震災の影響か、池の水位の増減があったそうだけど、現在は落ち着いているとのこと
実は水前寺駐車場の人と話し込んでしまったんだけど、
「今さっき熊本城を見てきました」と言ったら
よくぞ見に来てくれた、みたいなニュアンスで話してくれて、
城に対する思い入れがひしひしと伝わってきて思わず泣きそうになってしまった。
さっきも城のちょっと離れた場所にバイクを止めていたら12Rのナンバーを見て
通行人さんが話しかけてきて、同じような思いを語ってくれたんだ・・
復興を祈らずにはいられません

見学を終えて、入口付近のお店で「いきなり団子」を家人に頼まれたのでお土産として買う
冷凍品をクールで送ってくれるそうだ。
ついでに買って食べたら美味しかったね、店のおばあちゃんがお茶も淹れてくれる
ちょうど昼時なので何か食べようと探していたら、ラーメン屋さんに
太平燕タイピーエン)」の看板が!
いつか食べてみようと思っていたのでこの機会に注文してみた

ちゃんぽんのスープに麺は春雨、といった感じでしょうか
麺が春雨とは知りませんでした
でも普通の麺ならまるっきりちゃんぽんだもんな・・・
ちょっと高かったなあ(笑
まあいいや
非グルメな私でも少しは地元名物食べないとね!

お腹が膨れたのでちょっと落ち着くまで店に長居して今晩の宿を探す。
霧島温泉のお風呂が有名な霧島ホテルに泊まろうかと思ったけど、
当日泊は受けない感じだね
霧島ホテルには日帰りで入りに行くか・・・
翌日のおぼろげなプランとして、霧島神宮霧島温泉〜と廻りたい。
なるべくインター近くの宿ということで、宮崎県えびの市
京町温泉というところに宿を取る

熊本空港インターから九州道に入り、えびのインターで降りる
インターそばの道の駅「えびの」で時間調整
なんかね、九州の宿のチェックイン時間は16時〜というところが多くてねえ・・・

道の駅「えびの」(たぶん)霧島連山が見えています

宿は素泊りなので、道の駅で地元食材でも調達しようかと思ったけど、夕方なので惣菜関係は何もないよ〜
宿に向かう途中でスーパー(アタックスさん)を見つけたので、そこで食料を買い込み宿に到着。
京町観光ホテルという宿です
駐車場の一部に屋根がついていたのでそこに停めた。ラッキー
客層はビジネス旅館という感じだったけど、お風呂はとっても良かったです。
禁煙部屋の設定とWi-Fiあり。
素泊まり6,480円・・ちょっと高いかな?

本日の走行 285km

2018年11月01日 薩摩半島名所巡り(指宿スカイライン〜池田湖〜開聞岳〜最南端の駅)

この朝は冷えた。10℃以下なフインキ
今日の移動は距離が少ないので、気温が上がってから出かける
えびのインターから宮崎道に入り、高原インターで降りる
降りて右折すべきところを左折してしまったが、すぐ間違いに気がついてUターン
なぜかナビを設定しないで走っていたから(笑
霧島神宮への道は空いていて気持ちの良い道路R223

途中霧島連山の良さそうな撮影ポイントを見つけて

で、電線がああああ
ソフトで修正する気にさえならない本数

さて霧島神宮の一の鳥居に到着です

なかなかの迫力です。出雲大社の鳥居に負けてない?

ちょっと本殿までは遠いけど、鳥居そばの観光案内所の駐車場に12Rを停めます。
この観光案内所の裏手に「神水峡」という渓谷があるというので、参拝後に徒歩で行くつもり

さて、参道を進みます

下の写真の場所に既視感があるなあと思ったら、宮崎小学校の修学旅行で
訪れたことがある気がする。

階段を平気なふりしてサクサクと登って次の鳥居(二の鳥居)をくぐる
参拝なんだから歩いてすべての鳥居をくぐるのが自分の流儀です。
時間がない人や、色々な事情がある人はもっと近くに駐車場があるのでそちらへ
二の鳥居と三の鳥居の間に展望台があり、薄っすらと桜島が見えた。
写真撮ったけど、ほとんど写ってなかった・・・

三の鳥居です

さて、三の鳥居をくぐるとようやく本殿がお出ましです、立派な本殿ですね

日光の東照宮を彷彿とさせる彫刻が素晴らしい。

賽銭を入れてツーリングの成就を願います

さて、参拝の後は戻って神水峡に行ってみます。
事前の調べでは「ミニ高千穂峡」との呼び声があるそうだ、楽しみです。
ところが降り口がわかりにくく、観光案内所の裏手の駐車場から
下に降りる階段があったので適当に進みます
・・・ほんとにこの道で良いのか?と思うような荒れた遊歩道
蜘蛛の巣が顔にかかるので、誰も通ってないのか??
進むと廃墟が見えてきて一層不安になる
川の流れる音がするので、かまわず進むとようやく渓谷に着いた
ようやくと言っても駐車場から4〜5分程度だけど(笑
老婆心で言うと女性の単独とか止めておいた方が良いと思いますね
もしかして違うルートがあるかもしれないけど。

ミニ高千穂峡の名にふさわしいのは確かですね
観光案内所に戻り、案内所の外ベンチで軽く昼にパンとおにぎりを食べて再スタート
次はホテル霧島の日帰り温泉へとGO!
所要時間は十数分と、近くですネ

日帰り入浴代千円を払っていざ・・・

写真はオフィシャルページより

プールみたいに広くて深いお風呂、最高でした!
かの坂本龍馬が新婚旅行で訪れたという伝聞があるそうです。
たっぷりと温泉を楽しんだ後は、今宵の宿がある隼人方面へと向かいます
高速に乗る前にガスチャージ、燃費は16.2km/L @166円
鹿児島空港インターから乗り、隼人東インターまで。
多少遠回りでも乗り放題なのでガンガン高速を使います!
その高速の途中で前面に桜島がデーーーンと見えてきて超興奮です!
思わず「桜島イエーーーーイ!!」と叫ぶ私、アホですね〜
桜島との対面は20数年ぶりでしょうか

隼人東ICで降りて海方向へと・・桜島を背景にできる撮影ポイントを探しに行く。もろ逆光だけど・・・隼人新港と言うらしい
奥に見えるのが桜島

釣り人が結構いました
イカ狙いかな

スマホナビ用のイヤホンを無くしてしまったので、隼人東IC近くのK'sさんで購入
たぶん朝の宿で出発するときに駐車場で落としてしまった気がする
道が単純なので(間違えたけど笑)たまたまナビの設定をしなかったから
落としたことに気が付かなかったんだなー
ヘルメットの耳部分にブルートゥースのスピーカーを仕込めば簡単と思うが、
充電とか面倒くさそうと思って、未だ実行に移してないダメな私

宿に入る前に近くのJR隼人駅に寄り道

島津家の家紋でしょうか?かごんまは未だに島津家に実効支配されているのか・・・

駅からほど近い宿、「ステーションホテル隼人」さん
ライダー向けプランがあって、素泊まり3,400円と激安!
屋根付き駐車場&禁煙部屋の設定とWi-Fiあり!部屋もきれい!コスパ抜群ですね
こんなプランを設定するくらいだから宿主さんもバイクに好意的ですよ。
おまけに近隣に大型ショッピングセンターを始め商業施設も充実、
徒歩で食事でも買い物でも行けます。

イオンで大好物のキビナゴの刺し身、鶏のタタキなどなどを買い込み宿に戻って一人宴会です。夕方で、結構割り引かれていてお得でした。

本日の走行108km

2018年11月02日 いよいよクライマックス!最南端佐多岬へ!(〜志布志港さんふらわあ)

急遽なんだけど、リヤシートの大きな釣り用バッカンを宅配便で家まで送ることにした
明日の大阪行きの船に乗る算段がついて、不必要な荷物を送って軽くしたい。
あの大きなバッカンを積んだり固定したり、ロープを解いて降ろしたりが面倒に感じちゃって・・・今までそんなこと感じなかったんだけどね・・・トシなのでしょう
沢山の荷物を積むことが「ロンツーしてる感」があって好きなんだけどね

隼人のヤマト運輸さん営業所に持ち込む


家まで送料2千円弱

乗り降りも後ろから足を上げて跨げるようになったし、何より後ろが軽くなった。
高速からそのまま指宿スカイラインに入った
身軽になったのでワインディングが楽しくて楽しくて
交通量もとても少なくて走りやすいなー
指宿スカイラインは所々に展望所があって、桜島雄大な姿を見るのが超楽しい!


全線を走破してイッシーの故郷、池田湖へ
開聞岳をバックに

これから開聞岳の撮影に行くけど、曇天になってしまって非常に惜しい。

有名な撮影ポイント「せびら自然公園」


なんとなく静岡の薩埵峠みたいなフインキ
結構撮影に訪れる人がいました

お次は最南端の駅「西大山駅
え?最南端は沖縄モノレールでしょ?

却下します

最南端は西大山です

すっかり観光地で、特に外国人観光客に人気のようで・・・
バックの薩摩富士が絵になりすぎるんだよなー
セルフ撮影している台湾人?の女の子が、ノリノリでポーズを決めている様子が
見ていて微笑ましくて面白かったな

このあとは西大山駅からほど近い、海を見ながら温泉につかれる「たまて箱温泉」さんへ
ところが定休日というね・・もうね・・・
行く前に家で定休日を調べたのに忘れていると言うね・・・
木曜定休です

どんなお風呂かと言うと・・・
ヘルシーランド玉手箱温泉さんのオフィシャルより

あ〜〜入りたかったなあ・・残念

さっき今晩の宿を確保したんだけど、宿で風呂入るなら別料金(入湯税として徴収)、
シャンプーも石鹸も備え付けがない、と言うことなので指宿温泉で立ち寄り湯を探してみるか・・・ということで「指宿こころの湯」さんに決めて入りに行く
自分は読まなかったけど、コミック類が充実していたようです。
適当に宿のチェックイン時間まで時間を潰し、山川港そばの宿に向かう
指宿でガスチャージ、燃費は15.6km/L @174円 高いなあ・・・
途中のスーパー(ニシムタさん)で朝食やらおやつを買い込む
明日は朝一番の「なんきゅうフェリー(山川・根占フェリー)」で大隅半島側へ渡るので、
港に近い宿を選んだ。と言うより、高校生の駅伝予選会が指宿で行われる関係かな?
指宿の安い宿がまるっきり空いてなかった故のことです。

本日の宿「旅館食堂 くり屋」さん

食堂もやっているので、素泊まりにして食堂で夕食を食べた。
かつ丼+ちょっと贅沢して一品注文でカンパチの刺身、生ビール
この宿の特徴は、徹底的にアメニティは有料
TV、エアコン、風呂、石鹸、シャンプー・・・全部別料金です。
部屋に冷蔵庫もないです
素泊まり料金は約4,500円と、宿の中では高い部屋しか空いてなかった。
屋根付き駐車場&禁煙部屋の設定とWi-Fiあり
今回唯一の畳部屋&布団で寝た
ランドリーがあったので洗濯した。もちろん洗剤は別料金
乾燥機を久しぶりに使ったけど、案外と早く乾くんものだねえ・・・

駅伝参加の高校生たちがたくさん泊まっていて賑やか(笑
付き添いの父兄さんも泊まっているので、父兄と間違えられて学生さんたちから挨拶の嵐です!さすが運動部

本日の走行124km

2018年11月02日 いよいよクライマックス!最南端佐多岬へ!(〜志布志港さんふらわあ)

今日はフェリーで対岸の大隅半島に渡り、最南端を制覇後、雄川の滝経由で志布志港へ行き、
夕方の大阪行きのさんふらわあに乗る予定

山川の宿からの風景

これから乗る「なんきゅうフェリー」が見えます

さて、最南端に向けて出発です
朝イチのフェリーと言ったけど、第一便は朝の8時です(笑
宿からフェリー乗り場まではすぐ近くで、2〜3分

このフェリー、混んでいると乗れないこともある・・・なんて話も聞いたので早目に港へ行く
バイク一番乗りで到着、4輪はもう5台くらい並んでいた
結構早めに乗船開始で30分くらい前から積み込み開始、バイクが先積み

所要時間は50分、東京湾フェリー+αくらいだね
料金は大型バイク1200円、ライダー700円
指宿や周辺の宿に宿泊者用のフェリー割引券が置いてあって、しっかりと貰ってきた
バイクの料金が500円引きになるので計1400円、ありがたや〜

航海中のロケーションは良いですよ〜
開聞岳

遠くには桜島霧島連山も見える

指宿〜根占には高速船もあるようだけど、でもどう見てもバイクは乗れなさげ

ごく薄っすらと屋久島と種子島も見えた
遠くに見えたジェットフォイル屋久島行きかな?
屋久島は小学生の時に遊びに行った・・また行きたい・・

フェリーは根占港に入港、すぐ近くのコンビニで飲み物とおにぎりを購入、
マップを確認して一本道だけどスマホナビをセット。
いよいよこの旅のクライマックス、最南端佐多岬へ向けて走り出す
「薩英戦争砲台跡」が景色良いということで立ち寄り

佐多岬への道はとても空いていて、気持ちが良いものです
最南端への思いで高揚する気分も手伝っているのでしょう
しかし、浮かれ過ぎないように慎重な走りを心がけて進みます

数多の旅人が目指した最南端ロード、それを自分もトレースしているんだ・・・
アタックチャンスは今まで2回あったけど、見送ってしまった。
三度めの正直、ようやく叶う

「着いた!!」と思ったら、ちょっと手前の駐車場だった・・・北緯31度線のモニュメントだったでござる・・・

フェイント食らってしまいました!!

そのすぐ先、最南端の駐車場がありました。


「今度こそ着いた」


いえいえ着いたのはただの「駐車場」
ここから徒歩で展望台を目指すのです


佐多岬新展望台は完成しているが、それに続く遊歩道がまだ工事中とのこと


トンネルを抜けて、工事中の遊歩道の迂回路が物凄かった!!!


ええっ!!ここを行くの!!??


単管(足場管)で組んだ階段と足場板ですよおお??
どこまで続いているのか想像つかないのがまた一段とアトラクション的だな〜


そうか・・・たやすく最南端には行かせない気だな??
もう楽しんでしまおうっと♪
ギシギシ言わせながら慎重に進む。足元はエンジニアブーツなのでイマイチ歩きにくい

単管アトラクションがようやく終わって、普通の歩道になってひと安心
安心したのも束の間、目の前には怪しげな木が出現

これってガジュマルの木?だっけ?
見た感じ、枝から分岐して下方に伸びて根になるの・・?
もしかして強風に耐えるように進化したのかしら・・
木の持つパワーみたいなものに圧倒された

さて、まだまだ展望台は遠そうです
しかし、一歩一歩近付いているはず
後ろを振り返るとこんな感じ
ユンボが見えるあたりがトンネルの出口です

視界が開けて開聞岳が見えた

そうしてようやく展望台が見えてキター


まだ真新しい展望台

早速上に上がってみましょう。灯台は島になっていて行けないようですね

屋久島と種子島もよく見えます

コンビニで買ったおにぎりをパクついた


ついに到達しました!
これで東西南北コンプリートです。証明も貰えるそうだけど、特にこだわりません。
1984年の北海道ツーリングで北と東
2016年の九州ツーリングで西、そして今回2018年の南・・足掛け34年
この達成感こそプライスレス

展望台まで徒歩15分くらいと言われたけど、20分以上?は掛かった感じ
帰り道に工事中の人に聞いたら、遊歩道は来年2月くらいに完成予定と教えてくれました
アトラクションを楽しみたい人はそれまでがチャンス?

駐車場に戻ると、ここにも大きなガジュマルの木がありましたわ
気が急いていて気が付かなかった

このあとは最近脚光を浴びている「雄川の滝」へと向かう
ここも結構歩くらしい

分かりやすい道を選んで、来た道を根占港近くまで戻り、ナビ通りに走る
が、近くまで来たら案内標識とナビが食い違う
直感で標識に従い県道562号を右折する(これが正解だった)
滝の駐車場までの道は細いので注意が必要です。
駐車場に着くと結構賑わってますねえ
無料駐車場には案内人が常駐しているようで、親切に誘導してくれます。
トイレはここにしかないので気を付けて。道中は長いので
案内人さんは「今は滝の水量が少なくてねえ・・」と申し訳なさそうにおっしゃる。

早速滝を目指して歩きだします。滝までは1200m、ただし起伏は結構ありました

歩き疲れたころ、景観が良くなって楽しませてくれます

山歩きみたいに、すれ違う人が挨拶してくれますね・・
疲れている人と励ましあったりしながら滝に到着

確かに水量は物足りない気がするけど、歩いてきた甲斐があった。
同じ道を帰るんだけど、帰りは余裕な気持ちでこれから滝に行く人に
「あと少しですよ〜」とか挨拶したりして。
帰り道も楽しみながら駐車場に戻る。
そう言えば山歩きも下山する人って、皆にこやかだもんな(笑

行きに励ましあった人たちも戻ってきて、「お疲れ様でした!」のエール交換
佐多岬で歩いたすぐ後だから、正直言うと足がキツかったけど頑張った。
やっぱり歩くにはソールが堅い靴はダメだねえ
めんどくさがらずに荷物を解いてスリッポンに履き替えれば良かった。


さあ志布志港に向けて、九州最後のロードをひとっ走りだ


途中、時間調整のため道の駅「あすぱる大崎」でお風呂に入ったり、
船で過ごすための食糧をスーパー(ミネサキさん)で買う
港の手前で九州最後のガスチャージ 燃費は14.8km/L @171円

さんふらわあ さつま」 志布志港

バイクの列のすぐそばに待合所があって超便利
貨物メインの東九フェリーと違って、待合所も賑やかだし華やかなフインキがあるね
バイクは8台くらい
積み込みは乗用車→バイク→トラックの順
船内を自走して誘導されたのは地下で、スロープを2階分降りた
大洗〜苫小牧の船の感じに似てるかな?まあ同じ「さんふらわあ」だし。

部屋は事前にwebでスーペリアを取った
(完全個室でTVに冷蔵庫、デスク、トイレ、シャワー、寝間着とスリッパ付き)
前日までのweb購入でかなり安くなりました
12R+スーペリアで¥20,100
当日に現地窓口で買えば¥33,360もするのにね・・・
当日購入の2等+バイクで¥22,560、と言うことは前日までに買えば2等より安いという驚き
乗船手続きも備え付けの端末を使って、予約番号で簡単チェックイン
シングルもいろいろ選択肢があって、関西航路は羨ましいですね。
東九フェリーなんてwebで事前購入してもいくらも安くならないし、2日前までに買わないとダメみたいし
デッキだってさんふらわあは新造船なのに良い感じで解放されているし、何が「当局の指導」だよ!って感じ
まあ東九に対して文句ばかり言ってて、RO-RO船になっても困るから「乗れるだけまし」と考えるしかないのか

積み込みに手間取って遅れて出航
九州とお別れです・・・
もしかすると最後の九州ツーリングになるかもしれません
岸壁の見送り組に、デッキからいつまでも大きく手を振った
九州は自分の祖先様のルーツであり、第二の故郷
さよなら九州
ありがとう九州

本日の走行 138km

2018年11月03日 大阪から行けるところまで!静岡でエンプティ

船は順調に大阪を目指す
明るくなってきたら明石海峡大橋や・・

あの「関空の橋」も見えた


大阪港に到着
船が着いても降りるまでしばらく時間が掛ったね
降りてからちょと調べものして、何だかんだでスタートするまで入港してから1時間。
午前9時のスタート、最寄りのインターまで同船のバイク乗りの人と一緒に向かう
静岡ナンバーのPS250さん、熊谷ナンバーのシャドウさん、無事に着きましたか?

九州編が終わってしまって気が抜けてしまったのもあるけど、
これから走って千葉まで帰ることを考えたら憂鬱である・・
ま、行けるところまで走って、疲れたら途中で泊まればいいや
ただ、最後にやっておきたいミッションがあるんだ
バイクで未踏の地を踏むこと→→奈良県京都府を経由して帰る・・というね

大阪港→阪神高速→第2阪奈道路奈良県に突入→壱分出口で一般道へ
阪神高速から大阪城がよく見えた
→R168→第2京阪道路で京都府突入、京田辺PAで休憩。奈良県の滞在時間1時間程?ごめんなさい
京滋バイパスで京都から滋賀、京都も滞在時間少なっ!!
ちょっとアレだけど、奈良と京都を走ることが出来た。

ちなみに元気が残っていたときのプラン
→奈良は生駒山に遊びに行く(バイク禁止なのでロープウエイで)、暗峠をハイキング
→京都は丹後半島で遊ぶ、舟屋で有名な伊根とか行ってみたい

そのあとは→名神新名神と進み、甲南PAで休憩

忍者の里だそうです

京滋バイパス新名神もあちこちで渋滞していてペースが上がらない。
まあ焦る必要はないんだけどねー
伊勢湾岸に入り、強風で有名な「名港トリトン」にビビッていたけど、心配無用だった。
安心して刈谷PAセルフで給油と休憩
燃費は18km/Lだけど、給油量が少なかった。
だってね、走行距離から考えて2千円投入で十分満タンにできると思ったんだ。
もう少し入りそうなのに途中でピタ!って止まるから「あれ?」・・なんだけど、
メンドイので追加の現金投入なしで。
ガソリン単価は驚愕の181円、今回の最高値です。

この刈谷PA時点で今日中に家まで辿りつくのは無理と判断、静岡県内に宿をとる。
もう絶対無理しないと決めているからね

伊勢湾岸→新東名を選んで進んでいたが、「浜松北で事故」の表示が出た!
反射的に「いなさJCT」経由で東名に舵を切った
かなり遠回りになるけど、もし通行止めで足止め食らったら嫌だからね

浜名湖SAで最後の休憩
もう日が傾いてきた

宿までもうひと頑張り
吉田インター降りてすぐの宿を選んだ
「ホテル割烹ますだや」さん、なんとか明るい時間に着いた。
2食付きで6,500円くらいと安いですな
なぜかバイクがたくさん、自分のほかに8〜9台くらいいた
宿の人が「なにかバイクのイベントでもあるんですか?」と聞いてきた。
写真のように屋根付きです。Wi-Fiあり。喫煙可の部屋だったけど、ちっともタバコ臭しなかった
宿の料金からすると部屋もきれいだし豪勢な夕食でしたよ〜
本当に久しぶりにまともなご飯を食べた気がするよ

お風呂に入ってご飯を食べて天気予報見ていたら
「明日の静岡県地方は朝から雨です」ときた・・・


ああああああああ


荷物と一緒に合羽も送っちゃったよー
まさか雨が降るなんて考えてなかった
どうしよう・・・
休んでから夜のうちに出発しようかとも考えたが、
体力的に限界で夜間走行は危険極まりない


う〜〜む・・・


何気にホームセンターを検索したらすぐ近くにナフコ(ホームセンターです)があるじゃん
じゃあ、と言うことで徒歩で合羽を買いに行き、翌日の雨中走行を覚悟して眠りにつく

本日の走行 359km

2018年11月04日 2日がかりで大阪から帰宅(笑)(静岡〜千葉)

さて、心配していた雨ですが、夜中に降ったみたいで早朝は路面が濡れていた。
朝ご飯を食べてのんびりしていると日差しさえ差してきて、路面もドライになった。
天は味方したな、出発しよう!

せっかく買った合羽はしまい込んでスタート
高速上がる前にガスチャージ、高速はガソリン高いからね!
燃費は15.2km/L @167円


吉田インターから東京方面に乗るが、掲示板に雨情報が出ている
「沼津〜御殿場 雨 走行注意」だって

高速なので、走っている最中に降られたら困るので、
ゆいPで合羽を着込んで再出発、程なくして降り出した雨。
そんな降りではないけどね、小雨程度。
12Rで雨中走行なんて角島ツーリング以来じゃないの?

ゆいPから一気に海老名SAまで走る
この区間は遠鉄さんの観光バスにず〜〜〜っと引っ張ってもらいました。
きっちり90km/hで安定しているので、とても良いペースメーカーだ。
バスの後ろを走っていると、かなり車間をとっているにもかかわらず間に入ってくるクルマは皆無
好き好んでバスの後ろに付く人はいないようで、それがかえって走りやすい。ありがとう遠鉄のドライバーさん

休憩後、合羽をどうしようか悩んだけど、また着込んで出発
ほんの小雨にはあたったかな
横浜に入るころにはもう降りそうではなくて安心
でも途中で脱ぐ場所がないのでそのままアクアを渡り、もう「庭」ともいえる高滝湖PAで合羽を脱ぐ
荷物があふれそうになったので、昨日ナフコで小さめのホムセン箱を買っちゃった

最後までしっかり走ろう
家も近い所でツーリングライダーにピース貰っちゃった
ウチの近所はツーリングコースだからね(笑
無事、ホームに到着
本日の走行 249㎞+α


※使用カメラ SONYコンデジ RX100(New!)

あとがき


今回の総走行距離 1,100km

12Rのオドメーターがようやく2万キロを超えました
とても疲れたけど、12Rで行って良かったと思います。
無事故で帰れて何よりです・・それがいちばん・・
まあ正直言って、大阪から千葉まで一日で帰れないなんて落ちぶれてしまったな。
現実として受け止めよう、老いを受け入れよう
もう前傾姿勢のバイクでのロンツーに限界を感じました・・・

バイクでの全国未踏の県、今回でふたつ減りました
残りの皆さん
山形、秋田、岩手、青森

東北ばかりですね
夢は東北大陸一周です


あ、いけね
沖縄さんもだ


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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