2005年5月 九州&四国(さぬきうどんツーリング)

まえがき (21年ぶりのロングツーリングに向けて)

千葉発で九州&四国ツーリングへ行ってきました。 今回の相棒はカワサキZX12R。 積載性を考えるとフォーサイトもアリかな、とも思ったのですが、 12Rクンも長距離は結構イケそう・・高速日帰りなら500Kmも楽勝なバイクです。 問題は・・・人間にあります。ロングツーリングはかなりの長い長いブランクがあるのです。 20代のときに行った北海道ツーリングが最後だったりする訳で。

理解ある家族に恵まれて、バイクにはずっと現役で乗り続けていた。Z2→Ninja900→ZX12Rとね。ただしやっぱり子供が小さいうちは(家を長く留守にする)俺の一人遊びは許されないと考える。ニンジャに乗っていた10数年間、一回もロンツーに行かなかった。体力・気力は若い当時と比べるまでも無いが(当然落ちてますネ) バイクも道路も格段に良くなったし、当時のテント行脚に比べ 今回はホテル泊メインの予定なので、それを補ってくれるかと。 休みだけは会社に申請しておいて、行きの船を決めた以外、後は無計画行き当たりばったりで!

コンテンツ(クリックするとジャンプします)

準備とか
2005年5月9日 さあ旅立ち!フェリーへ乗船
2005年5月10日 宮崎に到着
2005年5月11日 宮崎県日向市へ
2005年5月12日 九州から四国へ(日向〜佐賀関〜松山)
2005年5月13日 あこがれの本場讃岐うどん(松山〜讃岐うどん〜淡路島)
2005年5月14日 さよなら三角またきて四国?(淡路島〜徳島〜オーシャンフェリー)
2005年5月15日 東京入港、無事帰宅

準備とか

オイルはつい最近交換したし、あとは簡単にメンテしておきます。
チェーンの給油、タイヤのエア、各部増し締め程度。
高速道路を使って延々と走るわけではないので、ま、普段とそんなに変わりなし。
ブレーキパッドの残りも余裕でしょう!
ただメンテの最中に立ちごけイッパツ・・・ううう・・・
サイドスタンドが出してあるつもりで、左側に車重を預けてしまったのが原因。
「えっ!?」と思う間もなく耐え切れませんでした。何やってんの、俺。
キズモノになりました。出かける寸前にイヤなできごと・・・

この後給油に行ってヘルメットをゴ〜ンと落とすしね・・落ち着け俺・・・

パッキング、くくり付けの練習、これ重要。
走っていて荷物が落ちたのではシャレにならん。
久しぶりですがしっかり積めたよー
ただし、使ったロープ類なんか20年ものだぜ。平気かいな

こんな感じで積みました。後ろのバッグは、釣り用完全防水バッグ。
安くてバイクにも使えそうなので。
ちなみに釣りには使ったことが無い。

2005年5月9日 さあ旅立ち!フェリーへ乗船(千葉~アクア~川崎浮島港)

フェリーは「マリンエキスプレス」川崎〜宮崎便(那智勝浦寄港)
http://www.marineexpress.co.jp/
お得な「バイク・自転車プラン」と言うパックがあります。参考にどうぞ〜
ちなみにホテルが一泊付いて、バイク+ライダー+2等C寝台で21,000円!
この値段はホテルのグレードや食事の有無などで変わります。
笑ってしまうのが、自転車も原付もリッターバイクも同じ価格設定なの。
チャリの人、怒りますわな・・・

話し変わって・・
最近この航路(川崎〜日向・川崎〜宮崎)の廃止or縮小が噂されてます・・大丈夫か??
(注:現在は全面航路廃止)

家からはアクアラインを渡ってすぐフェリー乗り場、
川崎は浮島港です。いよいよ乗船・・・胸が高鳴ります!

先端の大きく開けた口に飲み込まれるわけです
バイクは寂しく5〜6台程度。ま、連休直後なのでね・・・

このライダーズパック、デフォでは2等C寝台で大部屋になります・・・・
ワタクシ、どうやら寝ているときに爆音を撒き散らすようで心配です。
・・・乗船した後、個室を希望しまして、差額4千円を払って
2等A寝台へとチェンジ。4人用・洋個室を独り占めです!リッチ〜

船の旅って、はっきり言って退屈です。ほとんど寝てるか、地図を眺めてるか・・
イマドキなんですからネット環境でも整っていればいいと思います。
・・と思ったらパソコンルームなんてあった!!
・・・覗いて見れば異常に狭い個室に、ただの机と椅子とコンセント。う!
ケータイ(ドコモmova)はと言うと、東京湾上でもすでに危ない・・・
すぐ圏外になってしまいます。ウワサだと海上auがいいとか??

ここで楽しみは食べること!と言いたいのですが・・・
船旅のスペシャリストならご存知ですよね〜・・船内の食事事情。
若い時分はカップラーメンとパンをしこたま買い込んで 、
そればっかりで過ごしていた思い出があります。
すっかりオトナになったワタクシは今回、船内のレストランのお世話になろうかと決意。

このフェリーの夕飯はバイキング。¥1,500です。
朝は手持ちの菓子パンで済ませ、昼はプチバイキング、¥800でした。
夕飯のバイキングの惣菜の種類がもっと多ければイイのですがね。
味は・・・ま、ゼイタク言いません。腹一杯にはなりますネ。
次回はやっぱり・・・ラーメンとパンかな。
缶飲料など飲み物はフツーな値段で許せます。

2005年5月10日 宮崎港に到着

この船は宮崎直行便ではなく寄り道します。寄り道というより寄り港?
5月10日の早朝、那智勝浦港(和歌山県)に寄港

那智勝浦港に寄港してバイク3台、クルマ10数台を下ろし、
クルマを数台積み込み、20分程度で出港!激ハヤ!!
この後は明るくなって陸地も少し見えたりして・・・
途中、足摺岬かなぁ〜・・・見えました。
多分足摺岬・・・↓

南の海の色って、沖合いに出ると黒潮の影響で濃紺というか、ホントに黒く見えます。
それはとっても深い色合い。恐怖を覚えるくらいにキレイ

やっと着きました、夕暮れ迫る宮崎港。22時間の船旅でした。



タグボートもお手伝い

酔い止めを飲んでいたので、船酔いナシ!まああんまり揺れなかったけどー
夕暮れの宮崎の街を走って、パックになったホテルを探す。
程なく見つかり、投宿。
街の中心にあり、結構良いクラスのビジネスホテルです。
提携先の駐車場が屋根付きでラッキー

さて実はワタクシ、親の仕事の関係で宮崎市内に居住していたことがあります。
(その後、仕事の父を宮崎に残して東京に戻りました。)
荷物を降ろしたら街を探検です。さぁ、どんな風に変わっているでしょうか?
目抜き通りの「橘(たちばな)通り」を大淀川に向かって歩く。
街路樹が南国ムードをかもし出して・・変わらないや・・・
当時の同級生の家の商店もそのまま・・懐かしいなぁぁあ・・
母校の宮崎小学校とかその近くの歴史的建造物の宮崎県庁とか行って見る。
宮崎といえば「地鶏」、お店の看板も気のせいか、それが目に付く・・・
・・ああ・・久しぶりにまともな御飯!

2005年5月11日 宮崎県日向市へ(宮崎市~日向)

夕べは早く寝たので早起きです。
ホテルの朝食は7時からなんて・・遅い・・食べずに出発。
今日は宮崎県北部、日向市へ移動です。そこで父宅に寄る予定。
父は定年後も宮崎に残り、一人で自由気ままに暮らしています。
単調な国道10号を北へ淡々と走り、今日の目的地へ・・・
途中でガソリン補給、さぞや燃費イイかと思いきや・・
荷物の重さのせいでしょうか?普段のプチツーと変わらないリッター15キロくらい。

父宅泊。

2005年5月12日 九州から四国へ (日向~佐賀関~八幡浜~松山)

さて今日は早くも九州を離れて四国に渡る予定。
まあ父親の顔を見に来たようなものです。
10年以上会っていませんでしたから。

宮崎県日向市を出発して、大分県佐賀関を目指す。
途中、臼杵(うすき)の石仏を見学しようかと思って寄るが、
朝早いので誰もいない・・・のでパス。
臼杵の街を抜けて一路佐賀関を目指す

佐賀関へ行く途中の景色のよいトコ

さて、佐賀関といえば・・サカナ好きが黙っていたらすたります。

関サバ&関アジ、超有名ですよね!
まだ食べたことがないのでこの機会にチャレンジ!!
ま、東京あたりで食べたら果たしていくらになるか分かりませんからね。
あんまり高いのでフツーはアホらしくて食べないですな・・
最近は、本物かどうかも怪しいですし。いやな時代です。
ここは産地なので、サバ&アジとも刺身1人前(10切れ程度で量が多い)が
¥1,500程度と、まぁ良心的と言えるのではないでしょうか。
姿造りは¥5,000とか書いてあったような・・・ブルブルw

写真は関アジ

料理屋で両方!注文したら、店の人がどこかに(多分イケスと思います) 電話してました。
聞こえませんでしたが、在庫(って言うの?)を聞いていたのかな?
さて、関アジが先に来ました。いよいよいただきます!
う〜〜ん・・関アジのほうは「いかにもイケスからすくってきたばかり」な味でした。
・・・微妙な・・・個人的には残念ながらイマイチでした。
ゴムに近い歯ごたえで、身の甘さとか柔らかさとかが欠けてます。
もしかしてイケス(水槽)にいた時間が長いのかもしれません。
それを〆たばかり、と言うような味です。残念!
(ま、個人的な想像なのであしからず)
関サバは、これは超格別!!最高!!んまい!!文句なし!!
サバだけどサバじゃないような不思議な食感と味・・・ん〜〜〜!!!満足です!
あまりの旨さにサバの写真を撮り忘れ・・・
史上まれに見る高額な昼飯代になってしまったけど、ま、いいか。
港の近くに果物の店があったので、家の土産用に柑橘類をしこたま送る。激安!
(家に帰って食べたデコポン、すごい美味かった。)

四国へは九州〜四国間の最短フェリー、「国道九四フェリー」を使います。
それは大分県佐賀関と愛媛県三崎港を結びます。
ココは本数が多くて(大体一時間に一本)何より安い!ので愛用者が多いと思います。

http://www.koku94.jp/

料金はライダー¥610、バイク¥1,220ナリ
時間ぎりぎりに乗り込むと、バイクはボクひとり。ロンリ〜〜
所要は70分。かつての東京湾 川崎〜木更津フェリー程度ですな。

途中、海流のきついところが見ていて分かるくらい・・波立っていました。
下の写真、海はとっても穏やかなんだけど激しいですネ。
こんな所で育つ魚、やっぱウマイっしょ。

佐田岬

人生初四国!

佐田岬が見えてきました。釣り船いますね〜・・いいなぁぁ〜〜・・
程なく愛媛県三崎港に上陸です!初四国!感動です〜〜!!
さあ、初めての四国の道を三崎港から八幡浜に向けて走り出します。
天気は上々、気温はちょっと高すぎだが、走れば気持ちいいです。

ルートは「佐田岬メロディーライン」、佐賀関の果物屋さんの店主が 「いい道だよ〜」と言っていました。
こんな素晴らしい道だとは・・・あああ・・最高です「佐多岬メロディーライン」
細くて長い佐田岬半島の標高の高い場所を走るのです。眺め最高・・
両側にきれいな海が広がります・・道路の幅も舗装もヨイです〜
飛ばすと勿体ないのでノンビリ走りました。
日本全国津々浦々、数十万キロを走ったワタクシの選ぶベスト10に堂々入る道
・・でもなぜメロディーライン?

今日はとりあえず松山まで行く予定。最短距離で走るつもりでいました・・
が、ここで今回の四国ツーに多大な影響力を及ぼした「Kさん」がルート指南。
Kさんは四国在住のバイク乗りで、ネット上の古くからの友人です。
Kさんが道路状況とかを逐一メールで報告してくれまして、
オススメルートとか、通行止め情報とか助かりました。
地元さんの情報は思いっきり役立ちます!多謝!
さて、楽しかったメロディーラインも終わり、八幡浜から大洲に向けて愛機を走らせます
そのR197の途中、「夜昼トンネル」ってトンネル名・・なんだぁ〜??
・・長いトンネルでした

大洲(おおず)という街はジツは通らない予定だったんで予備知識ナシでした・・
大洲城が見える河原端で休憩・・

この目の前の川、肱川(ひじかわ)と言うらしく(読めないよね)
船がいっぱい置いてあって、どうやら鵜飼をするようですネ。

大洲市のオフィシャル
http://www.city.ozu.ehime.jp/">http://www.city.ozu.ehime.jp/

日本三大鵜飼「肱川のうかい」だって。無知だなぁ・・俺って・・知らなかった。
長良川くらいかな、鵜飼って言われて思い浮かべるのは。
街も風情があって古い街並みが残っています。
こういう所、ゆっくり出来るといいんだけどね〜・・残念!

さて、肱川に沿って海まで下ります。
川沿いを海に向かって右側がメイン道路?、左が裏道的?俺は左を行く。
もうすぐ海かなぁ〜・・・って河口の方に立派な大きな橋(新長浜大橋)が見えてきた。

ん?その手前に何か古い赤い橋があるぞ・・・?
なんかTVで見たかも知れない橋だ・・・橋の真ん中が開くやつです。
おおっっ!全然こんなところにあるとは知らなかったゾ!

ちょっとドキドキしながら橋に近づいてみる

橋の名は・・・「ながはまおほはし」長浜大橋

イイ感じです。
しばし見とれて地元の爺様にちょっとお話を聞かせてもらう
毎週日曜日の13時に点検を兼ねて開閉されるほか
団体などで人数がまとまると(観光目的に)橋を上げてくれるそうです。
現役で稼働するんですね〜・・見たかったなぁ・・・
ボクが「とても素晴らしい橋です。ぜひ大事に守ってあげてください」と言うと、
本当にうれしそうな、頼もしそうな顔をしてくれ、
地元人の橋に対する誇りとか愛情とかが伝わってきて好感持てました。

愛媛の隠れた逸品「ジャコ天」

長浜から海沿いの気持ちい〜いR378を走ります。
ココのルートは別名「夕やけこやけライン」と言うらしく、
海が西側にあって、いかにも夕焼けがキレイなのは想像できます。
あいにく夕方にはまだ早かったので・・残念!
途中、Kさんオススメの「道の駅ふたみ」で休憩・・・
四国に上陸してから気になっていたものが目の前に売っている
「ジャコ天」なる食べ物です。初耳ですよん。
四国以外な方、ジャコ天って知ってました?
上陸後あちこちでその名前を見て「何だろ?」と思って気になっていた訳ですよ

さて、ジャコ天とご対面です。見た目はさつま揚げみたいな・・・??
白身魚をすって揚げてあるようですね。これがバカウマ!
(魚以外の)混ぜ物のないすっきりした魚の旨さが
揚げたてもあって、フカフカでとてもジューシーです!
後で聞いたKさんの話でもここのジャコ天は美味しいそうです。よかった〜w
ついでに買ったイカのから揚げ、これもマジでウマい!

とても満たされた気分で松山に向かいます。(単純だよな〜俺って)

坊っちゃん松山

松山に近づくと交通量が格段に多くなりました。夕方近くだしね〜
松山市街地に入って大通りなのに踏切が・・・
ちょうどそれに引っかかって、電車をやり過ごして踏切が開いてGO!したら
誰も動かない・・・う・・トラップだ・・信号つきの踏み切りか!!
えっと・・こういう場合は信号に従うんだっけ・・??
あああ・・赤じゃんw交差点の真ん中で立ち往生だよぉ〜!!周りの視線が痛いぜ〜!
・・・ま、よそ者なので許してねー

さて松山からそんな洗礼を受けて松山駅に向かいます。
まだ宿を決めてないので宿探しです。
松山駅でホテル一覧表を貰って電話かけまくりだぁ。
宿探しでもKさんからアドバイスをいただいて、県庁近くの良いホテルに決まりました。
今晩はそのKさんと初対面の予定・・ドキドキ

市電が走っているので道路を走るのもなんかコツがいるなぁ
あ、ここは市電じゃないのか。路面電車か・・どうも路面電車=市電な人なの。
ホテルに入るには市電の線路を横切らなければなりません。
・・・なぜか横切れないまま結構走って途方に暮れるボク。
意を決して!!横切り、Uターンしてホテルに到着したのだ。

シャワーを浴びてもうすぐKさんとの待ち合わせの時間。
結局ホテルまで迎えに来てもらって感謝。
初めて会った気がしません! すぐに打ち解けます。
まだ飲む時間には早いので、
行きたかった道後温泉に連れて行ってもらう!それも路面電車に乗って!


松山市内の路面電車

路面電車の料金は150円均一だそう。さっそく二人で乗り込みます。
均一料金なのに何故に後払いなの??ま、いいか。
「ウモォーン」と、うなりを上げるモーターの音や、
ブレーキの「キキキー」なんて金属音も・・・車内の雰囲気も・・・
なんともレトロチックでタイムスリップしたみたい・・

道後温泉本館

10分程度で日本最古の名湯・道後温泉に到着。
料金は4段階あって、最上級は個室でお茶やお菓子の接待つき!(¥1,240)
そのほか¥980、¥620、¥300コース。

ちょっとだけ贅沢して¥620コースでキメ!広間で休憩できて浴衣&お茶つき。


神の湯二階席

建物の造りは年季が入っていて木のぬくもりが素晴らしいです。
バリアフリー?何それ?・・な〜んて造りで足腰の不自由な方は大変かもネ。
なんせ階段がやけに急峻で狭い
温泉は熱かった・・・けど、いいお湯でしたぁあ!
湯上りは二階席で涼みます・・火照ったカラダに窓越しの風が気持ちいい・・
数え切れない人が同じように涼み、ここからの景色を楽しんだことでしょう。
著名人にも愛されたそうですので・・・あんな人も?こんな人も??

この後は夜の松山で海の幸をメインに堪能しました。
ちょと酔ったかな、酒弱いしネ。
オススメの魚はどれも美味しくて(結構高い)たまりましぇん!!
特に天然物のタイとコチ&アコウダイ・・ウマ〜〜〜
2軒目はKサマごちそう様でした(笑 楽しかったです。
知らない土地で右往左往するのも楽しいですが、案内してくれる人がいると心強いです。
あの後も何軒か行った様で・・・お元気ですな(笑 最後まで付き合えなくてゴメン

2005年5月13日 あこがれの本場讃岐うどん(松山~香川でうどん巡り~淡路島)

今日はこのツーリング最大級イベント、讃岐うどんめぐりです!
夕べは楽しくって遅くまで遊んでしまいました。
起きたのは・・・7時!がぁ〜〜ん!
早めにうどん巡りをしたかったのです・・人気店は売り切れるらしいのでネ。
気持ちはあせるがホテルの朝食とコーヒーいただいたりして。
朝食のラウンジはビジネスマン100%で、俺、浮きまくってます
8時を回ってしまい、街は朝のラッシュアワーだ・・
時間短縮に高速を使うことにしますか。そうしよう!
松山インターを目指して混雑のR33を走ります。ちょっとインターまで遠いっす。
さよなら・・松山・・いい街でした・・また来ようと心に誓う。

高速に乗る前にガスチャージ。
またリッター15キロくらいだね。
松山インターから乗り、善通寺で降りる。
結構距離があって120kmくらい。1時間強かかりました。
この松山道高松道、山の中腹を走り眺めいいですねー!
途中、しまなみ海道の分岐で心がグラグラ揺れる。
ああ・・しまなみ行きたい・・が、次回の楽しみにとっておこう。

善通寺インターを降りてすぐ主要地方道18号を東へ・・・
前方に円錐形のきれいな形をした山が見えてきました。
地図を見ると、讃岐富士と呼ばれる飯野山と記してあります。

讃岐富士・飯野山421M

この写真をとった場所、ジツは目指すうどん屋さん1軒目を通り越してました(汗
目印にしていたお寺の位置そのものが違っていた・・・orz
この後もしばらく直進してしまい、数キロ走ったコンビニで場所を聞きました。
そこのおねいさんが親切に教えてくれました。慣れている風??
「もしかして良く聞かれるんですか?」と聞くと、毎日必ず聞かれるって(笑
・・・ありがとうございます。


おねいさんの分かりやすい説明で、店の近くまでは確かにたどり着いたのですが、
いかんせん看板を掲げてない店のようです。ううう・・見っかんねぇ〜〜
あとは嗅覚が頼りだ!クンクン!・・ムリポ

讃岐うどん1軒目なかむらさん

「あそこかなぁ・・この界隈であやしいのはあそこしかない!」と
入ったところがお店でぴったしカンカン。良かったぁ〜
さぁ、本場セルフ店で讃岐うどんデビューです!!
(店の後ろにさっきの讃岐富士がそびえてますネ)

1軒目、なかむらさんです。一時は伝説のうどん店とまで言われて。
お客がネギ切ったり、薬味をおろしたり究極のセルフ店とも。
一説によるとネギがない場合、客が畑でネギを取ってくるとか(笑
厨房に入り込んで食べるんですけど、昔の農家の離れの厨房みたいな雰囲気。

想像していたより、つっけんどんでもなくごく普通でした。
ネギは写真の緑のザルの中にたくさん刻んであったので残念?
薬味っていうか?好みで大根か生姜をおろして入れるみたいで、
地元の人がスリスリやっていました。

かまたま200円、ゲソ天100円を注文

「茹で上がるまでちょっと待っててね〜」とおばちゃんおねいさん。
「あい」とボク。
「今のうちにタマゴを割って丼に溶いておいて〜」
「あい」言われるままです。
さて茹で上がりの熱々を入れてもらい、タマゴと麺をかき混ぜダシをかけます。
麺の熱でタマゴがほんのり固まって美味しそう!!ゴクリんこ!!
写真を撮るのももどかしいくらい・・・ハヤクタベタイ・・

んんん〜〜〜んまい!麺が美味い!ダシが美味い!天ぷら・・・カタいw
麺は、すごい粘りのコシです・・あああ・・・幸せ・・・
2杯目、シンプルにかけうどん150円。ホントに安いですよね〜!

地元の人は何でも店に入って食べて5分で出るとか(笑
香川のファストフードかいな?

讃岐うどん2軒目宮武さん

宮武さん見つけたけど臨時休業!!がっくし!
気を取り直して次へ・・・

讃岐うどん3軒目山越うどんさん

ここも超有名店です。かまたま発祥の地とか。

上の写真を撮ったときは行列も大したこと無かったけど
このあと現場はいきなり戦場と化した!
団体バスが来るんだもの・・・すごい人・・平日なのに!
行列もすごいけど、お客をさばくお店の方の神業のような手際の良さが凄い!!
・・なのでたくさん人が並んでいてもメチャ回転がハヤい!

一杯目は、かけの冷や¥100、半熟タマゴ天ぷら¥100付けて♪

ああ・・ここの店もおいしい・・しあわせ・・・
冷たい麺のに「フーフー」してしまうのは何故?(笑

2杯目は、かまたまでしょう!¥150+ゲソ天¥100(でかい!)
さすが、かまたま元祖!うまい!!

山越さんは、つけ汁やら何やら汁が色々・・・分からんw
より観光客に向けてサービス精神旺盛なのが山越さんですね。
駐車場もたっぷりとってあって、団体バスも来るぞぉ!
お土産とかも充実してるし、ワタクシもめんつゆ買いました。
食べるところもゆったり作ってあるしね。もうお店自体が観光地のノリです。
言うなれば「セルフうどんアトラクション」て感じ??
これはこれでアリだと思いますヨ。
お店に入りやすいしね、何よりみんな楽しんでいて雰囲気が明るい。

前出・なかむらさんは、やはり地元志向のお店でしょうか。
食べに来る人も地元の人が多いみたいです。
でもちゃんと観光客のことも考慮してくれているのがうれしいです。


2店しか回れませんでしたが、甲乙つけがたし!っていうかそんなの無意味!
両店ともノドごし最高で、つるつる何杯でも入りそう。危険だw
2店で合計4杯食べました。¥900ナリ・・ああ・・香川に住みたいっす。
生まれも育ちも関東ですが、もともと真っ黒い汁のうどんって、
しょっぱくて好きじゃないのよ。

さて、うどんでお腹一杯です。目的が達成されて満足です♪
とりあえず次は鳴門へ行って見ましょうか!
R377→R193→主要地方道3号→同10号を走り、R11号に合流です。
R11は交通量多いですねぇ・・・

鳴門スカイライン

R11の途中から地図を見て「鳴門スカイライン」なる道へ進む。

これが正解でとってもいい道でした。
途中の「小鳴門海峡」に架かる「小鳴門橋」特に良かった。
川みたいけど、立派な海峡でしたぁ。ものすごい流れでビビります。
プチうず潮が出来てますって。。。

この道路は地元走り系の好きそうな道のようですね。
それと思しきが頂上のパーキングにたむろってました。

大鳴門橋

さて、これから大鳴門橋を見学に行きます!
橋が見渡せるという鳴門公園へ行くと有料Pの模様・・・うう・
チラッと料金みたら400円くらい?・・ほえ〜・・たけぇ〜・・パス!
(あとで調べたらバイクは100円でした)
いったんそこを離れて橋が見えるポイントまで行き、
橋をバックにバイクの写真を撮る。

もうすぐ夕方になるし・・徳島で宿を探すかなぁ・・と考える。
しかしどうしても、うず潮が見たい!見たい!(ダダっ子かよ)

淡路島に行く予定は無かったけど、
いわば突発的に鳴門北インターから大鳴門橋に入ってしまう!
おお〜〜すごい高い!眺めよい!が・・・・うず潮はどこ??
・・結局渡り終えるまでうず潮は現れませんでした・・・orz
エブリタイムいつでも見られる訳ではないのですね・・・ううう・・・

淡路島で迷走?

州本で高速を降りて、失意のまま淡路島をうろつく。
ところが淡路島のR28ってめちゃくちゃ交通量が多いの。へきえき〜
急になんか見えなくなった。これからの方向性を見失った。
「今晩どーすんの??」どうしよう。
和歌山へ船で渡ってしまうか。神戸へ橋を渡ってしまうか。

ちょっと疲れてるんだな。
なんか迷いが生じる・・淡路島内で宿を探そう・・・
・・それが・・数軒飛び込みで断られる。う〜〜ん・・どぼじよう
反射的にまた高速に乗り込み、明石海峡大橋方向へ走る。
橋のたもとの淡路SAに寄る。おお〜明石海峡大橋が間近ですごい!迫力!

しかしやばい・・もう夕暮れだ・・普段から夜は走らないから、
ヘルメットのシールドはミラーシールドで・・おまけにプチ鳥目だし。
周りが暗くなると、その両方でよく見えない。
夏ならSAで寝たことは結構あるが・・どうしよう・・
思案の末(本当は何も考えてないけど)、淡路SAの出口で降りる。もうシールドを開けながら走る。
たこフェリーの乗り場近くの民宿で泊めてくれることになった。
良かったです。素泊まりにしてはちょっと高いけど、展望風呂から橋の夜景が見えて最高。
風呂上りビールを飲んだらバタンQ

2005年5月14日 さよなら三角またきて四国??(淡路島~徳島港FT)

さて、あっという間にツーリングも大詰めとなってしまいました。
朝起きて、高速ひた走りも考えたが徳島発東京行きのフェリーで帰ることに決めた。

鳴門海峡うず潮リベンジ!

淡路島の北端から鳴門へ逆戻りです。けっこう広いのよ、淡路島って。
昨日はR28が混んでイヤンだったので、島の西側の海岸線を延々と走る。
地方道31→25号を使う。朝早いのもあってガラガラ空いている。
ず〜〜っと海岸線で気持ちいい。ところどころ震災の爪あとが未だに生々しいね。
眺めが良いと評判の道の駅「うずしお」へたどり着く。
ここは眺望いいです!おすすめ!!

道の駅「うずしお」絵はがきショット!

大鳴門橋は、橋だけだと通行料900円(バイク)
アクアラインのバイク2,400円から考えると安い!

・・・結局うず潮は見られませんでした・・
潮回りが良くなかったのかなぁ〜??小潮だったような・・大潮が良いのかな??
たまたま潮止まりだったのかしら・・・

あきらめて大鳴門橋を渡り、徳島へ
徳島から東京行きオーシャン東九フェリーに乗ります

予約は入れてなかったが、問題なし。
この日はカジュアルフェリーで客室はオール寝台です。
部屋は大部屋・・・船自体ガラガラなのにちょっと人の密度が片寄ってな〜い?
・・・例の爆音人間なので、乗船後フロントで相談する。
「特別に、空いている大部屋を一人で使ってください」とのありがたいお言葉。
かくして20人部屋くらいの部屋を一人で使わせてもらう。

徳島港を出港

荷物を整理して船内ウェアに着替えて船のデッキに出て、四国にお別れです。
離岸がゆっくりなところも思いを張り巡らすのに都合いいですネ。
旅の終わりに船で出港するシーンは、何回やっても素晴らしい程に浸れます。
あなたも主人公になれます、サマになります、浸ってください。
私的にBGMはショーヤンこと伊勢正三さんの「海岸通」ピッタシ。

さよなら・・四国。

さて、センチメンタルに浸ったあとは切ない現実ですが、
このフェリーの船内の食事はすべて自動販売機。
4品目使えるカードが乗船券に付いてくる。
料金の内、ということですね。
例えば、カレーライス+ラーメンで2品目、と言う具合。
味は・・レンジでチンのレトルト製品です。言わずもがな(笑
残ってしまったら「ラ王」と引き換えて下船しましょう(笑

2005年5月15日 東京入港、無事帰宅

アクアラインと海ほたる

日の出の、うすいオレンジ色の光を浴びた海ほたるも見えて来た。

もうすぐ東京・有明フェリーターミナル、俺も下船の準備をしよう。

バイクは6〜7台いた。
フォーサイトの熟年タンデムさん、札所巡りはお疲れ様でした。
ジェベルのおにいさん、ハヤブーな人、エイプなおねいさん、その他皆さまお疲れ様でした。
有明の東京フェリーターミナルに到着
お約束ですが「家に帰るまでが遠足」なので気をつけて(自分もね。
ここ何年かで、最も慎重なライディングで無事帰宅した。

そうして約20年ぶりのロングツーリングも無事に幕を閉じた。
末筆ですが、九州・四国でお世話になった方々、ありがとうございました。
ピースサインをくれたライダーたち、久しぶりのピースでうれしかった♪
最後まで読んでいただきありがとうございます

使用カメラ:コニカミノルタ DiMAGE Z3