2015年10月 日本全国47都道府県未踏の地制覇ツーリング

まえがき

旅が好きな私、過去に様々な交通手段で日本を巡ってきました。
鉄道、飛行機、船舶、自転車、クルマ、そしてバイクで。
今まで回った都道府県数は「45」で、残すは島根と鳥取のみ。
2010年の角島ツーのときに悪天候で山陰制覇を断念した経緯がある。
今月(10月)に入った直後から天候は安定し、向こう1週間西日本は晴れの予報。
「行くしかないね」
ということで夏以降、出発の機会を伺っていたけどようやく実行できる。

さてさて、ロングツーリングは2010年の北海道以来だから5年ぶりですねえ。
後で書くかも?しれませんが、この空白の5年間、人生でかつてない試練の数々で疲弊してました。大きなターニングポイントを何とか乗り越え、ようやく身辺も精神も落ち着きを取り戻したような。で、ここ最近ロンツー熱?が高まってきたのでヘルメットを新調したり、タイヤ&パッド替えたり思い立ったら出掛けられるように準備しておいた。

このツーリングのテーマ

未踏の地、島根&鳥取に足跡を残すのが最大の目的。
バイク人生も残りは長くないので、ベタだけど両県の代表格、
出雲大社鳥取砂丘は行っておきたい。
もちろん無事故で帰るのは何よりの大事な約束ごとです。
山陰まで陸(おか)を走っていく元気はないので、
オーシャン東九フェリー徳島寄港便を往復利用する。
同便は北九州まで行くので、そこから延々と山陰を東に向かって走ることも考えたが、
今回は却下。

コンテンツ(クリックでジャンプします)

2015年10月3日 徳島へ向けてフェリー乗船(千葉〜東京港FT)
2015年10月4日 徳島で到着早々迷子!前途多難の予感!(徳島〜鞆の浦)
2015年10月5日 鞆の浦を満喫(鞆の浦〜出雲大社〜松江)
2015年10月6日 今回最大のポカ!(松江〜鳥取砂丘〜坂出)
2015年10月7日 超大型台風が接近!大荒れの予感!帰りのフェリーに乗る(坂出〜徳島港FT)
2015年10月8日 東京港に到着、家に帰るまでが大切!(東京港FT〜房総)
あとがき


2015年10月3日 徳島へ向けてフェリー乗船(千葉〜東京港FT)

横浜居住時代、千葉・房総に「隠れ家」を手に入れた。
いつしかそこが本宅に・・・
ということで房総発5泊6日間のスタートです。
いつものように旅の相棒はZX12Rクンです。

出発時いつものようにパッキングしていたら、
数十年使っているゴムロープが伸びて嫌な感触
ここは大事を取って、行きがけ(木更津・金田)にある用品店で
ロープを新調する。
改めてパッキングし直して東京港FTへと向かう・・・
土曜夕方の混んでいるアクアラインを渡り、
さらに首都高の湾岸東行き東京港トンネル方面は渋滞の掲示・・
浮島JCから湾岸に入ってすぐの湾岸環八で降りて、
一般道を臨海トンネル経由で有明まで。
このルートは平日はトラックだらけで走りたくないけど、
土曜なので空いているだろうな、と思って。
予想通りスイスイと有明まで到着、家から買い物寄って2時間くらい。
なんだかフェリー桟橋は工事中のようだね。
ちなみにフェリーの予約は当日のお昼ごろに電話しておいた。


到着したらちょうど受け付け開始の17時、バイクの積み込みは18時半頃と言われた。
フェリーの出航は19時30分ね。
最終的にバイクは6〜7台くらい。

ようやく乗船開始です。ライダーは皆、大荷物だね。
キャンプ道具積んでる人もいた。


夜の東京港を出港、ゲートブリッジが完成してから下をくぐるの初めて!

今晩のフェリーは、スタンダードフェリー「おーしゃんうえすと」
2等はカーペット雑魚寝タイプです。
そこそこ混んでいるので、フロントに申し出て1等へ等級チェンジ。
プライベート空間は大切ですからネ。
乗船後の等級変更は差額(¥9,660)だけ払えばよい。貸し切り料は発生しない。
レストランはなく、讃岐うどんコーナーの他は自販機だ。
まあ3食分の食料は持参したけど。
ビール類は安くて発泡酒が150円。持ち込んだ食事とともに2本流し込んで寝た。

本日のルート(地図はマピオンさんより)走行距離約80km


2015年10月4日 徳島で到着早々迷子!前途多難の予感!(徳島〜鞆の浦)


日の出の頃はデッキの出入りが鎖錠されていて、日の出鑑賞ができなかったのは残念・・・

朝から快晴で気持ち良いね

潮岬

ふと気が付いたら少し後ろ右舷をずっと並走しているRORO船
「フェニックス」と船名にあるので調べたら日産の運搬船ですね。
言われてみれば船体はトリコロールの日産カラーだね。


追浜(横須賀市)〜神戸〜苅田(福岡県)航路だそうで、
ぜひバイク乗っけてくれんかのう・・・
潮岬を過ぎたら右に舵を切っていった。神戸に向かうのか・・さよなら・・・
「フェニックス」と言えば宮崎に行くフェリーの船名も確かフェニックスか、
と思って調べたらフェニックスエキスプレスだった。
なんでも伊か仏にドナドナされたそうだ・・・もう会えないかな、多分。
(2005年5月撮影マリンエキスプレス、川崎浮島港)

徳島入港1時間くらい前に上りの僚船(おーしゃんいーすと)とすれ違う。

今回の個室です。

時間通り13時過ぎ徳島港に入港

荷物チェックしてさっそく今日の目的地、
広島県福山市鞆の浦(とものうら)へ向けて走り出す。
宿は船内でスマホからweb予約しておいた。
が、お題の通りフェリーターミナルを出てほんの5分で道を間違えて
徳島市内を迷走するのである・・・
「おかしい・・こんな間違いする訳ないのに・・」と思ったが、
今回のツーは出だしからつまづきっぱなし
ある程度地図を頭に入れておいて後は勘で走る、
なんてことはすでに過去の話だった・・・

一時間近くロスしてようやく高松自動車道に乗れた。
初めて瀬戸大橋を渡る・・・なかなか壮大な橋ですねえええ・・・
途中の与島PAで立ち寄り



暗くなる前に目的地に着きたいので早々に出発。
山陽道に入り、福山東ICで降りる。鞆の浦までは一本道なので迷うまい。
インター降りたところでガスチャージ、リッター15.8キロ
宿の場所も一発で見つかり、荷物を置いて夕暮れの鞆の浦を散策です。



鞆の浦のシンボル、常夜灯も見えてきた。

あっという間に暗くなってきて、出だし一時間のタイムロスが悔やまれるなー。
ここ鞆の浦と言えばドラマ「流星ワゴン」のメイン舞台。
あんまりドラマなんて見ないのだけれど、これはなかなか面白かった。
ポニョの舞台とも言われています。

本日のルート(地図はマピオンさんより)走行距離約200km


2015年10月5日 鞆の浦を満喫(鞆の浦出雲大社〜松江)


宿から見た風景

朝イチで食事を摂り、散策へと出かける。
朝から上の写真の場所で日テレ系のロケやってて
安村アナウンサーとDJ KOOさんがいた

ロンツーのときは、歩きやすいクツと服装を用意しているのだ。
といってもスリッポンとジャージだが。

朝早い街、いいフインキですねー。でも実は狭い街中、交通量がかなり多いです。
撮影時、なかなか車の切れるタイミングになりませんでした。

鞆の浦を一望できるという「医王寺」を目指す


狭い坂道なんて、何となく尾道を彷彿させるよね。

医王寺からの眺望、ちょっと曇天が惜しいですね


ま、いい眺めなのですけど、この場所からの眺望に満足しては勿体ないですよ?
そこからさらに石段を583段上った場所、「太子殿」が目指すところ。

石段にはひとつずつ段数が書いてある。



石段の入り口からのんびり登って約12分で583段目に到着。

太子殿の展望台が見えてキター・・どんな景色が待っているのでしょう

おおおおおーーーー


いちばん遠くに見える山並みは四国

泊まった宿(鞆シーサイドホテルさん)も見える。
お一人様ビジネスプラン¥5,400!で2食付き、海の見える部屋!
バイクは屋根のある所に止められた。

下山?のときは山門経由で降りる

もう一度、常夜灯へ、しばらく佇んでみる。

常夜灯のすぐ近くの「丸忠総業」


看板を残してくれているようです。感謝

短い時間だったけど、鞆の浦を楽しんだ。
さて、歩き人からライダーへ戻るとするか。

鞆の浦から〜尾道IC〜尾道道(無料高速)〜松江道(無料高速)
山陰道・出雲IC〜出雲大社を目指す。
尾道までは海沿いを行き、向島へと渡し船で渡る街中回避ルート。
通勤時間帯の街ナカは極力避けたいよねえ。

内海大橋、途中でカーブしている珍しい橋

この道沿いは造船所関係の工場がひしめいていた



なんかフェリーとは違う客船が停泊してる・・
後で調べたら日本のクルーズ客船「ふじ丸」らしい。
正確には「元」ふじ丸だそうだ。
ウイキによると・・・訳あって放置プレイ中だって。

向島への渡し船への道も間違えて丁字路で反対に向かって走っているし。
向島(歌) ←→ 浦崎(戸崎)(0.4km/3分) 歌戸運航さん、人+自動2輪で合計¥260ナリ



所要3分なのであっという間に向島へ到着、
ここから小移動して尾道まで船で渡ろうかと思ったけど、
尾道大橋が無料(2013年4月1日)になったと聞いたので、
もしかして渡し船は存続しているのだろうか?
悩んだ末、結局は安全策で尾道大橋を渡って尾道へ。
尾道の街は大好きだけど今回は寄り道はなしです。
尾道ICよりJC経由で尾道道&松江道に乗り一気に出雲へワープ。
中国山地の山中は12℃でちょっと寒かった・・
高速無料区間と言うことで?SAやPAが整備されてないんだねえ。
「○×インター降りて△kmで道の駅」とかの表示ばかりで、これは休憩場所に困るな。
「道の駅たかの」というところがインターに併設されていてそこで休憩、昼飯。
ジャンボお稲荷さん(ホントにでかい、3〜4個分くらい?)一個で満腹。
きっとこの道の駅は将来高速のサービスエリア兼用になる・・・予感。

途中で「島根県」の標識が見えて小さくガッツポーズ。初島根だぜーよろしく島根さん。

はやる気持ちを抑え出雲大社へ行く前にちょっと寄り道。
廃線(1990年4月1日)になったけど綺麗に保存(国の重要文化財)されているという
大社線・大社駅跡へ




往時は賑わっていたことでしょうねえ・・・
ちょっとしたターミナル(終着駅と言う意味ね)駅のフインキがあります。
あの改札ボックスの中に昔は駅員さんがいたんですよねえ。
さすがとてもきれいに維持されてますね・・・ゴミのひとつもない。
次々と訪問客が来ます・・・
意外と有名なスポット?

さて、お待ちかね出雲大社に向けて・・・一の鳥居(でかいです!)

ちょっと離れた無料Pにバイクを止めて参拝に行きます。
一番近くのPだと鳥居をくぐり損ねるそうなのでね。


おおおこれが巨大しめ縄かああマジでかいです

さて、もう午後も結構時間が過ぎた。
境内から宿の手配をしておく・・・松江の街ナカのビジホに決めた
出雲の外れでガスチャージ、リッター16.6キロ
GSの店員さんに松江までの所要時間を聞くと「1時間くらい」とのこと。
宍道湖の北側R431号を流れに任せのんびり走り、夕刻に松江の街に到着。
しかし頭の中に入れた宿の場所に辿りつけない。
「またかよ!」市内をぐるぐる回り、
(最初からそうすればいいのに)スマホのナビに頼る羽目になる。
宿で風呂に入っているうちに大事なことを忘れてた。
宍道湖の夕陽」を見なくちゃ!!あわてて着替えて街に出るが・・

もう夕陽は終了です・・・ええ、ホテルの近くの居酒屋でヤケ酒です。

本日のルート(地図はマピオンさんより)走行距離約230km


2015年10月6日 今回最大のポカ!(松江〜鳥取砂丘〜坂出)


今朝も朝イチで食事を済ませ、国宝・松江城観光です。
ちょっと距離があるのでビジホでチャリを借りました。




朝から何かロケやってました。
全国で現存する12天守のうちのひとつがこの松江城と言うことで、
朝早すぎて中に入れなかったのは残念。
落ち着きのある佇まいで、しばし見とれます。

ビジホに戻り駐車場に行くと、NC700のライダー氏が出発準備中。
ちょっと興味があるバイクなので話し込む。
氏いわく「リッターから乗り換えたけどパワー無いよ〜」とのこと。

今日のルートの選択に出かける直前まで悩んだ。
松江からベタ踏み坂経由で境港へ行こうか、
それとも山陰随一の名峰・大山(だいせん)で遊んで行こうかと。
とりあえず鳥取砂丘は鉄板です。
その後、砂丘〜隼駅〜鳥取道〜山陽道明石海峡〜淡路島or徳島(泊)が大まかな予定。
明日の徳島午前発のフェリーで帰るので、徳島港近くに泊まりたい。
さすがビジホ、パソコンとプリンターが自由に使えたので、
要所の地図を印刷させてもらった。

で、大山寄り道に決定して米子道に入り、大山PAにあるスマートICで降りる。

ここから大山を目指すと、ツーリングマップル推奨ルートに入りやすいので。
これが大正解、正面に大山を仰ぎ見て何とものどかな風景を往くのです。
阿蘇に続く道を彷彿とさせるかも!

ちょと脇道にそれて撮影・・逆光が惜しい


大山まきばみるくの里付近、日本海も見えますね


大山の登山ベース中心地?で山ガール題材のロケやってました。
ウエアがカラフルですねえ・・
モンベルのあたりです。っていうかあんな所にモンベルが!
このモンベルの先で曲がるべきを直進してしまうが、
すぐ気が付きUターン・・しかしよく道間違えるよなあ・・

大山のスキー場、ホワイトリゾートかな?
日本海を見ながら滑り降りるのか!滑ってみたい!

ここから鳥取に向けて県道30号線を下ってゆく。
これまた交通量皆無で良い道。
海岸近くまで下山したら山陰道&国道9号をひた走り。
途中、大栄という道の駅で休憩。おやつに蒸しパンを買う。
(これが昼飯にもなるんだけどね)
私のツーリングブログでは特に食には拘りません。
あしからず・・・

コナン空港を通りすぎてようやく砂丘入り口へ到着。
レストハウスのPに止めます。

何回も映像とか写真で見た風景

もちろん歩いて行くのだけど、砂地なので結構しんどいですよー

敢えてキツい左手の斜面を上る、前をゆくカポーも四苦八苦してる。

砂で足が潜ってうまく登れないんですよ・・
体力だけ奪われ、途中で動悸が出て2回位休憩した(笑

登り切ると広がる海原、超気持ちイイ

また来た道(道ではなくて砂だね)を帰らなければなりません

そうそう、鞆の浦の石段登りと砂丘で無理したせいでアキレスの周りを痛めました(笑)
症状から調べてみると・・アキレス腱炎かな?
「中高年が急に運動すると罹る」とある。ほっとけ!

レストハウスPで奈良ナンバーのZRXライダー氏としばし歓談する。
同年代の方かな?「バイクと老化」について盛り上がりました(笑
氏はすごいですよ!
タンクに手書きの道順を書いた紙をガムテで貼り付けてあった!漢だね!

さて砂丘を後にして、例の隼駅に立ち寄る。砂丘からはそんなに距離はないのですよ。
が、また道を間違えて鳥取市内を迷走・・あああ・・
またスマホで現在地を確認するはめに。
関係ないけど鳥取市街地はUターン禁止だらけだったなあ。
迷いついでに鳥取市内でガスチャージ、リッター14.9キロ

ハヤブサ乗りの聖地「隼駅」に無事到着



ちょうど鳥取行きが一本着発

この列車に乗りに来た地元オバ様と少ししゃべる。
俺「バイクが沢山押しかけてごめんなさい、
地元の人も驚いてるんじゃないでしょうか?」と言うと、
「賑やかになっていいわよ。でもせっかく来てくれるのに何にもない処でごめんなさい」と
謙虚におっしゃるのが印象的です。
バイク乗りが集まる理由は、「隼」という名前の駅が存在することが素敵なのですよ。

隼駅を後にして鳥取道に入る。ここからはオール高速(無料区間含む)で淡路島を目指す・・・・
高速さえ乗ってしまえばルートは単調なのであまり考えずに走る。
そして鳥取道・智頭インターの先がなぜか閉鎖中で、
そのインター出口で強引に降ろされてしまう。
これが悪夢の始まりだった・・・

降ろされた先には一般国道53号線。
すぐ先でR53号とR373号の分岐交差点があった。
R53は右折して「岡山」方面、R373は直進で「佐用町」方面と書いてある。
鳥取道への案内は書いてなくて、
先行車がみな岡山方面に行くので釣られて曲がってしまいます。

・・・そっちじゃないのに・・・

頭の中ではちょっと走ればすぐ次のインターあたりで高速に戻れるだろうな、
くらいに考えていた。
しかしいくら走っても高速の案内板もない・・・
R53は途中で登板車線などもあり、前走車を次々パスしてガラガラの先頭を堪能する。
道も気持ちよくて、ループ橋などもあり楽しんでた・・・だけど・・・
なんかねえ・・・進行の方角が西に向かってるんだよなあ・・・
道の間違いに気が付いた時にはもう戻れない場所まで来ていた。
そのうち津山という街に入る。ここでやっとスマホの地図を見た・・・
愕然としたね。

津山から四国に入るには瀬戸大橋経由のほうが断然近くなってしまった。
津山ICから山陰道岡山道山陽道〜瀬戸大橋へのルートを選択する。
もう午後3時なのでとりあえず明るいうちに着くであろう香川・坂出に宿を取る。
で、岡山道(対面通行)がとんでもない道だった・・
途中工事で片側交互通行って・・あんた、高速だぜ?
クルマもたびたび滞ってしまい、時速30〜40キロ位で延々と進む・・・勘弁してよおお

ようやく抜け出し瀬戸大橋を渡る。今回2度め。
宿の場所をチェックするとエラい山の上、五色台というところ。
道も複雑そうなのでスマホナビをセット、イヤホンで案内してもらうことにする。
といっても曲がる場所の手前で「ポーン」と鳴るだけだが。
それでも薄暗いので画面も見えるし、案内で宿に無事ついた。
ぎりぎり陽が沈む場面だった。



宿(休暇村)の夕飯(朝も)はバイキング、
独りバイキングはちょっと寂しい感じだったけどね。
そうそう、台風23号が東日本に接近してるんだよなあ・・・
超大型らしい(強風域がね)
オーシャンフェリーに電話して聞いたけど、
「予定通り出港するけど、東京到着は少し遅れるかも」だと。

本日のルート(地図はマピオンさんより)走行距離約390km


2015年10月7日 超大型台風が接近!大荒れの予感!帰りのフェリーに乗る(坂出〜徳島港FT)

宿の朝の風景


宿の駐車場でナンシーさんに遭遇。
「1200ccですよ」と答えると「へえ〜1200ccの割に小さいねえ」としきりに。
話すとメンドくさそうなパターン(自慢話とか始まりそう)なので、そこそこに。

高松道に乗るルートを完璧に頭に叩き込んで出発(懲りないねえ・・・
ま、宿のパソコンが使えたのでストビュー見れたからね。
そうそう、昨日燃料の残りが一コマでちょっとドキドキした。
麓に降りてすぐガスチャージ、リッター16.6キロ。15リッター給油。
無事高速に乗り、徳島を目指す。
徳島市内で間違えた道の検証(大げさ)をしたけど、至極単純な間違いだったな。
(大きな交差点なのに)曲がるべき道を素通りして、
一本先の交差点で曲がった訳だ。
そっちに目と気持ちが行ってしまったんだな。

港近くのコンビニで船での食料を買い込み、
予定通り10時30分頃に到着。船の出港時間は11時30分。
到着後チケットを買ったらすぐバイクの積み込みが始まると言われてアタフタ。

帰りの船はオール寝台カジュアルフェリー「おーしゃんのーす」
アナウンスでも「途中かなり揺れそう」ということで、目に付いたのはコレ。

オリジナル「船揺れお見舞いクオカード1000円分」

ほ、欲しいかも・・・

船は徳島港を出港、果たしてどのくらい揺れるのでしょうか・・


潮目分かりますか?

紀伊水道から外洋に出ると途端に荒れてきた。
潮岬沖が一番揺れたかな?トビウオが沢山飛んでいて写真を撮りたかったけど
デッキは閉鎖されている。
船内を歩く際も手すりをつかまらないと上手く歩けない。
ベッドの閉塞的な空間が余り好きじゃないので、
この船のお気に入りの場所「スカイルーム」で
オークマン聞いたり、ゴロゴロしながら外の荒れた海を見たり、
うたた寝をしていたらもう夜だ。
本格的にベッドで寝る頃には何だか揺れも収まってよく眠れた。
大したことなかったのですね。
いつものように酔い止め薬は必ず飲みます。
凪でも飲むよ、基本的に船には弱いから。
廊下には他の客がリバースした形跡が何箇所かあったな。

クオカードがもらえる条件は船体横揺れの傾きが10度だそう。
朝、フロントに聞きに行ったら今回の最大は6度でした。
「傾きメーター」ってあるのね。
「本当に10度以上傾く揺れだったらハンパないっスよ」とスタッフの言葉。(原文ママ

本日のルート(地図はマピオンさんより)走行距離約95km


2015年10月8日 東京港に到着、家に帰るまでが大切!(東京港FT〜房総)


定刻5時40分に有明に到着。


港に到着後、係留にやたら時間がかかって、待っている間に日の出が見れた。

このオーシャン東九フェリーという会社、4輪のみキャンペーン割引があって、
2輪は冷遇されてるのがヒジョーーーーーにいただけませんねえ。
ちなみに東京〜徳島間を2等で乗ったとするとねえ・・・
4M未満の乗用車(ヴィッツ、フィットクラス)+ドライバーの料金が¥18,000で
(5M未満なら¥22,000)
自動2輪750cc以上+ライダーで¥21,620もするの。おかしいよね?どう考えても。
4輪のほうが安いなんて!
4輪の場合、同乗者も割引きされて一人¥2,000
かたやバイクだったらタンデマーは通常料金で¥10,030だ。
考えようによってはアレだ、
ハイエースに2台バイク積んで2人で乗ったら片道合計¥24,000で、
おのおのリッターバイクで乗りこんだら合計¥43,240だよ・・・
あんまり金のことでグジグジ言いたくないけど理不尽だよな、
バイクは歓迎されてないってことか?な。
実際トランポを上手く使ってツーリングしてる人、結構いるしな。
特に高速使えない小排気量だととっても有効だよね。


いつものように締めくくりは特に慎重に走り、家まで帰った。朝7時帰宅


すべてのルート(地図はマピオンさんより)総走行距離約1,075km


使用したカメラ:SONYコンデジ HX5V

あとがき


念願かなって47都道府県制覇コンプリート!迷子以外のトラブル無し!
しかし本当に今回は道に迷いすぎ!5年間のブランクって、
老化するには十分な時間ですな。
4輪の運転だといつの間にかナビに頼った運転してるもんね。紙地図派だったのに。
「いつまでも自分は若い」なんて幻想は捨てろ、といつも家内に言われてます。
はい、その通りです。
脳は脳でアレだけど、普段バイクには全く乗らないから身体もキツいよね。
野良仕事と言う筋トレ?はしてるけど、バイクで使う筋肉はまた特別だ。
もう長年の相棒12Rクンもロンツーではキツいかな・・・
12Rはねえ・・・高速は良いけどなあ・・・

もし次回があるならバイク用ナビの導入を真剣に考えた方がいいかな?
ちなみにバイクで未踏の県は・・
青森、秋田、岩手、山形、京都、奈良、佐賀、長崎、沖縄。
離島を含めない本土最西端(佐世保神崎鼻)と最南端(佐多岬)も未踏だね。
北海道も襟裳とか積丹とか道南方面行ってないし。
まだまだ行く場所いっぱいあるじゃん・・・引退はまだ先かな。

そうそう、帰ってからツーリングウエア洗濯したらびっくり!
あちこちから鳥取砂丘の砂が出てきたよ!
自分で洗って干して取り込んで正解だったな!ガミガミ言われるところだったよ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

コメント