2016年7月北海道ツーリング

北海道ツーリングはこれで通算3回目
今回は趣向を変えて格安LCC&レンタルバイクを利用してのツーリングです。
前回に書きましたが、左手に「バネ指」と言う故障を抱えクラッチ操作が難儀になってしまったことから、一部世間では「スーパーカブ750」と揶揄されているバイク、ホンダNC750X-DCTに興味を持ったのです。ZX12Rから乗り換えるかNCを追加購入か、まだまだ決心がつかないし、左手が回復する見込みがない訳ではないので、結論を急がないでレンタルという考えが浮かんだ。ま、買うにしてもホンダ熊本工場が被災した影響で、デリバリーが遅れているという話だしね。どうせ乗るならたっぷりと北海道で・・ということで今回のツーリングになった。

関東あたりのライダーが北海道へツーリングするなら?
・大洗、新潟、仙台からのフェリー(ごく一般的)
・自走&青函フェリーまたは大間フェリー、八戸フェリー(いずれも気合い入ってます!)
・スカイツーリング(ブルジョワ級)
・陸送(輸送費ちょっと高い)
上のパターンは、おそらく自分のバイクでのツーリング(まあ当たり前だわな)にこだわった場合。これに新たに加わりそうなのがレンタルバイク。車種も今では多種多様に揃ってます。行き帰りの行程は自由で、LCCを使えば成田〜新千歳が片道5千円程度からありますからねー。フェリーってなんか最近バイクだと高く感じるんだよなあ・・・特にオーバーナナハンクラスね。レンタルバイクもはっきり言って高いけど(笑 
あとがきに費用を載せておきます。

コンテンツ(クリックでジャンプします)

2016年7月20日 空路で新千歳空港へ、そしてえりも岬
2016年7月21日 えりもから登別へ
2016年7月22日 見どころたくさん!地球岬・羊蹄山・積丹半島
2016年7月23日 早くも最終日、早起きして支笏湖~千歳空港
あとがき(LLC&レンタルバイクの費用とか)
NC750X-DCT-LD素人インプレ


2016年7月20日 空路で新千歳空港へ、そしてえりも岬


今回の行程は道内3泊4日で、行きも帰りも宿も全て手配済みという、
なんとも自分らしくないプラン。
家から成田まではクルマで90分くらい。ツーリング荷物をクルマに搭載して出発です。
・・・・・・なんとも変な気分ですねえ。
荷物はいつもの釣り用大型バッグにジェットヘルとブーツ、隙間に着替えを入れて。
中型キャリーバッグにはライディングウエア一式を入れた。
ジェットヘルにしたのは、メットインに自分のフルヘルが入る確証がないからです。
この2つの荷物で規定重量はオーバーすることが確実になったので、
追加オプションで持ち込み荷物チケットを購入済み。
日程が予め分かっていたら宅配便で送るという手もある。
レンタルバイク屋さんも快く受け入れてくれます。(確認済み)
自分の場合、決定したのが2日前(笑)だから宅配便はあきらめた。
荷物が届いてなかったらシャレになりません。

成田では空港近接のパーキングに空港送迎を予約しておいた。
そこからのメールで「送迎集合は4:10、出発は4:30」・・・ハヤっ!!

なんとも簡素な第3ターミナル
噂通り、ソファで夜明かし?寝ている人がたくさんいたよ


ジェットスター朝イチ6:05の便に成田から乗り、新千歳空港に7時45分定刻で到着、さすが飛行機は速い
客層はアジア系外国人客と日本の若い人が多いかな。自分みたいなオッサンは少ない。
成田の時点で雲行きが怪しく、ほとんど雲の上を飛ぶ。空からの景色楽しみにしてたのに・・・
北海道上空で、雲の海から羊蹄山が頭をぽっかり出していて惚れ惚れしたー
あとで行くからよろしくねー

到着前の機内アナウンスは非情にも「千歳の天候は霧雨です」とのこと・・・
え〜〜〜っ!?予報では向こう5日間晴れだったぜ・・・?

空港にあるオリックスレンタカーのカウンターに向かい、送迎バスに乗り込む・・・確かに霧雨だ・・・
オリックス併設レンタルバイク屋さんの店先ではすでに出発準備しているライダーが多数、盛況です!
受付をしてNC750Xと対面です。ちなみに最新型LEDヘッドライトのタイプ。
もちろんDCTでローダウン仕様ですよ♪ 短足ですから


ローダウンなのにローダウンなのにローダウンなのに両足ベタ足じゃないのかよ・・・悲しいな短足・・・
初DCTなので、よく説明を聞いておく(すぐ忘れちゃうんだけどテヘ
ちなみに店舗に着替えスペースが用意してあります、狭いけどネ。
それとレンタル期間中、キャリーバッグ等の荷物も預かってくれます。

当初はいつもの釣用大型バッグを積む予定でしたが、NCは荷掛けフックとか無くてイマイチ積みにくい。
リアに荷物積むと給油の件もあるし、そもそもリアシートに荷物を積むことを想定してない作りだよな。
OPのトップケースを試しに付けてもらって、荷物移し替えたら何とか入ったのでコレで行く。
3泊4日の荷物がタンクのメットインスペースとトップケースに入ってしまった!
メットは入らなくなったけどね。
メットインスペースには合羽と予備グローブ、貴重品にスマホタブレット、飲み物など。
このスペースはやはり素晴らしい。これがウリだもんな。

準備にウダウダ時間をかけて天候回復を待ったところ、10時頃には路面もほぼドライになり出発だ!
今日の予定は帯広回りで、えりも岬

さてバイクのDCTはどんなもん?
早速Dモードで走り出す・・・おおーーーポンポンとシフトアップしていくねえ、これは楽だ。
なかなかトルキーじゃないの。
ポジションは上体が起きるので前がよく見えるわ。
ハンドルはちょっと高くて幅が広すぎかな?
空港近くの高速に乗り込み、道東道を帯広方向に走る。ちなみにETCは標準装備
さすがに追い越し加速ではパワー不足だが、法定速度+αで巡航するには問題なし。
バイク&人間的には80〜90km/hあたりが走りやすいかな?
このNCのちっこいカウルでも案外と防風効果はあるようですネ。

高速の途中で適当に休憩するけど、北海道のSAってなんにもないのね・・・
北海道で高速に乗っても楽しいことなんか特にないな。単に移動時間の短縮のみ。
一般道でも流れ速いからそれ程時間短縮にはならないけど、
事故や取り締まりに遭うリスクは軽減されるでしょう。
左手にトマムのタワーが見える・・・あそこも中国資本になったんだっけ?
バブルの仕返しを世界から食らいそうだな(笑

帯広JCTで右に折れて広尾方面へ
せっかくだから旧幸福駅跡に寄る。が、なんか違和感が

2004年ラリージャパンを見に来た時に幸福駅に寄ったけど、フインキが違う。建て替えたのかな?
その時の写真を探してみた ↓ ↓ ↓

以前はボロいけど趣のある駅舎跡に名刺とか写真とか色々貼ってあって、見てるだけで面白かったけど、
今回はなんつーか「コレジャナイ」感がねえ。
でも結構人が訪れてくるなー
以前を知る人はがっかりするかもね?
幸福駅を出て、行きたい方と反対に進んでいることに気が付いて直ぐUターンした。
あぶねーあぶねー

実を言うと早朝便に乗るための睡眠不足から眠気がヤバイ、脳が「寝ろ」と命令してる。
さっき幸福駅ディーゼル客車内で寝ようかと思ったけど、暑くて無理だった。
ちょっと走った先の、道の駅忠類のベンチで爆睡・・・1時間ぐらい寝たかな、やっとすっきりした。

さあ、えりもまで頑張って行こう。
広尾を過ぎるともうクルマもほとんどいない。
黄金道路入り口の看板が見える。
黄金道路と言えば、あの「サイクル野郎」を思い出す。
このマンガは自転車に限らず俺の旅の永遠のバイブル。
サイクル野郎を毎週楽しみに読みながら、まだ見ぬ土地に思いを巡らせたものです。
子供のころから夢見てたこの黄金道路をようやく走れる日が来た。
当時は砂利道だったそうで「何が黄金道路だよ!!」とは主人公のセリフだったか

広尾をちょっと過ぎたあたりフンベの滝

黄金道路はイメージと違った。
強風の海岸沿いを延々と、もっと波しぶきを浴びながら走るイメージだったのだけど・・・
やたら長い新設トンネルが多くて、中は寒くて、そして路面は濡れている。
まあ落石や土砂崩れ、高波等災害から守るためには致し方なし・・か。
イメージと違ったけど、オレの中ではいつまでも光り輝く「黄金道路」です。

えりも岬をツーリングルートに入れると大体一日余計に食うよね。
えりもを走破すると言うだけで長距離を走ることになるね。
だから北海道ツー3回目でやっとえりもだ。
えりもの集落では子どもたちが手を振ってくるノシ
そうそう、北海道の子どもたちは昔から屈託なくバイク乗りに手を振ってくれるんだったね。
パワーを貰えるなあ、うん。
子どもたちに見られても恥ずかしくない走りを心掛けないとな。

やっと念願のえりも岬に到着

もう夕方なので閑散としてた。曇っていたので夕日も無理そうだし。

さて、今晩の宿は元えりも岬YH、現在は民宿の「仙庭」さんです。
部屋は2段ベッドが詰め込まれた、いかにも昔日のユースの部屋そのもの。
2食付きで5千円くらい。
宿の主人は宿主さんと言うかペアレントさんと言うか?おかあちゃんみたいな人。

「丁度お風呂沸いたところだから入って」
「あい」

我が家かよ(笑

風呂上がって涼んでいたらいつの間にか眠ってしまった。
「ご飯よー」と呼ばれて晩御飯を一緒に食べる。

我が家かよ(笑

仙人みたいな釣り客と一緒だ。一見すると世捨て人風だが、そうではなくてしっかりした人。
アレントさんは、かあちゃんと呼ぶには俺と歳が近すぎるな。でもかあちゃんだ、間違いない。
で、宿は表向き民宿だけど、ここは紛れもなくユースだな、間違いない。
晩御飯はホットプレートでジンギスカン風な食事。
特に凝った料理ではなく、家で家族と食べるようなご飯。
自販機の発泡酒200円をたてつづけに飲む。お母ちゃんも飲む。
仙人さんも交えて話が弾む・・・

俺、泊まった時は思い出せなかったけど、えりも岬ユースって
何かしら記憶の片隅に引っかかってるな。えっとー何だっけ何だっけ・・・
ここってもしかして・・・桃岩荘と肩を並べるキ○ガイユースとして
名を馳せたところじゃないのか?家に帰ってから気が付いた間抜けな俺。
今思えばもっと騒いで来れば良かった!?

「留守番してて」なんて言われた時間があったから、
壁に貼られた「襟裳岬」の歌詞とコードを見て、
置いてあったギターで弾いて歌ってみた。もちろん拓郎風に。
ただし錆びついた左手の指はまともに動かない・・・


本日の走行 グーグル先生によると279kmだって。
燃費計はアベレージ35km/Lくらい
すげえな。12Rの倍走る。
千歳を10時に出て、えりも着は16時くらい。途中で昼寝あり
尻が痛いぞ・・・

2016年7月21日 えりもから登別へ

ユースの作り付け二段ベッドの下段で目が覚めた
ふと窓の外に目をやると、鹿の親子がすぐ近くで草をついばんでいる。

ああ北海道だね。

出発前におかあちゃんがギターを弾きながら自作の歌を歌ってくれる。
ギターの演奏は適当だ(笑
もちろん可笑しな?歌詞なんだけど、やべえ・・・目から水が流れた。
かあちゃんの気合いの入った旗振りに見送られて出発。
いやホント昭和に戻った気分だわ・・・
ここ、来年5月に閉めてしまうそうだけど残念だね。
アレントさんは数年休んだ後、大分・国東半島で怪しげな宿?で復活する予定だって。
「絶対遊びに行くよ」と約束しちゃった。
今回のツーでいちばん印象に残ったよ。えりもに来てよかった、ここに泊まってよかったわ。
またいつの日か一緒に飲もうよ!おかあちゃん

えりもを後にして今日は登別市にあるカルルス温泉を目指す。
カルルスだかカルロスだかカロロスだかややこしいな。
今日はオール一般道で距離があるから淡々と走るか。

もうえりも岬が遠くなったよ・・・

このあたり昆布採りが盛んに行われてたなー
各家庭には砂利敷きの広い昆布干し場があるね。家庭菜園じゃなくて家庭昆布干し場。
で、この辺の軽トラは必ずウインチみたいなのがついている。

晴れていたかと思ったら急に霧が出たりね。
海岸沿いをゆっくり進む。

ローカル線の終着駅、日高線様似駅に寄り道


錆びた線路に閑散とした駅・・・
日高線は災害により区間途中から運休を余儀なくされている。
近年、地方ローカル線が自然災害から運休→廃止と言うケースが増えているし、
もしかして様似駅にも、もう列車は来ないかもしれない・・・・
様似駅の自販機でお茶を買って、近くの親子岩と言う海岸で休憩する。

写ってないけど左手では園児たちが水遊びで賑やかだった

さて、苫小牧方面へと襟裳国道を進みます。
途中のホクレンで今回初の給油。
355km走って9.7リッター給油、満タン法燃費は36.4km/Lだ。
燃費計はほぼ正確だね。

給油はホクレン、コンビニはセイコマ

どこの街かは忘れたけど、40キロ制限の道でレーパトがこちらを狙ってたな。
あぶねーあぶねー、慎重に走っていて良かったよ、先頭と言うか単独走行だったしな。

日高あたりはサラブレッドの牧場で超有名ですよね。
のんびり走りながら馬をチラ見する。
全然関係ないけど、競馬は未経験な私です。

そろそろお腹がすいてきた
本場・本物のシシャモを食べてみたくて鵡川(むかわ)を走るが、
めぼしい食事場所が見つからない・・・
あれよあれよと通り過ぎてしまって食べ損ねる。
「ま、苫小牧あたりでお昼にするか」と走り続ける。
(食事処を探すため)せっかく無料高速にも乗らず一般道を走ったのになあ・・・

苫小牧は北海道では最大級の工業都市、空気もアレだし、
交通量も多いので早く抜けたいよお
街の外れの台湾料理屋さんで遅い昼ご飯にありつく。
一体何の建物かよ?と思ったけど意を決して入る
ランチを頼んだけど、すんごい量で食べきれないよ・・・

昼食後は交通量の結構ある国道36号を淡々と走り、登別温泉に向かう。
登別の温泉銭湯「さぎリ湯」でひと風呂浴びる・・・・420円
硫黄のにおいが「いかにも温泉」って感じで良いお湯です。
ツーの途中で温泉入ることなんか滅多にないけど、特別です。
ドリフの歌にも出てくるのでね。

尻が痛くて、温泉がしみる気がするんですけどー

風呂上がりに汗が引くまで温泉街を散策する・・・温泉街は外国人だらけ・・・・
歩いた後はNCに戻り、クマ牧場を目指す。
せっかく高い入場料(2,592円)払う決心して駐車場に入ろうとしたけど、
何だよ駐車料金まで取る気かよ!・・・思わずUターンしちゃいましたテヘ
ま、いいや。話のネタのために大金+駐車料金まで払う必要もないわな

今日の宿に入ります。カルルス温泉「鈴木旅館」さん
登別温泉は一人だと受け入れ宿は見受けられないが、
こはちゃんとひとり旅プランがあるし安い。
宿泊客も、ひとり旅の人が多かったね。
なんといってもひなびた温泉地感がたまりません。
2食付きで6千円ちょっと。
ただし部屋は思い切りタバコ臭くて死にそうだったな。
服にまで匂いが移るレベルだ。禁煙部屋とかないのかしら・・・?
建物は年季が入っていて趣があるし、お風呂はすんごく良かったですよー
もう少し早くチェックインできたらば他の宿のお風呂巡りできたのに残念!

本日の走行 231kmだけど寄り道したからもうちょっと多いかなー

2016年7月22日 見どころたくさん!地球岬羊蹄山積丹半島

お世話になったカルルス温泉「鈴木旅館」さん

夜間は玄関の屋根の下にバイクを止めさせてくれました。
配慮に感謝します。

朝起きたらちょっと霧雨っぽい。
まあ山の中だからねえ
麓(ふもと)に降りれば良くなっていることに期待して走りだす。
登別から室蘭に向かう国道は交通量も少なく、
意外と気持ちの良い道路でした。
今日は一本道ではないのでグーグルナビさんが頼りです。
音声案内を聞きながら無事に地球岬へのルートに到着。

途中の景勝地トッカリショ




あああ・・晴天だったらもっとキレイなんだろううねえ・・・

ベンチにお爺さんが座っていたので挨拶する。
そしたらこのお爺さん、話だしたら止まらないわ。
経験上、長くなりそうな予感はしたけど、
急ぐ旅ではないのでお相手させてもらう・・・

いつかは来てみたかった地球岬


地球の丸さが実感できます!壮観です!

そして白鳥大橋

高さがあって眺め良しですー

渡り終わった後の展望台から白鳥大橋


この橋が無料なんて太っ腹ですねー
この後洞爺湖方面ですが、国道37号は交通量も多いので、
洞爺湖まで抜け道をタブレットで検索します。
ところがスマホナビが俺の指定するルートを引いてくれません。
はて?取りあえず頭にルートを入れて走りだす。
抜け道は交通量皆無で快適だったけど、
いきなり未舗装が出現です・・・このせいか?


慌ててタブレットでマップを見るが、合っているようだ。
ダートは短い区間でよかった・・・

昭和新山が見えてきました、初めての対面です。


なんかタコ入道みたい・・・茹でられて湯気がもうもうと・・みたいな?

駐車場方面に行ったら観光客でごった返していたので、チラ見だけでやめた。
駐車場有料だし(笑


ちょっと走るとひまわり畑がきれいだったので昭和新山をバックに


洞爺湖近辺とか特に見る所はインプットしてないので、
湖畔のセイコマで休憩です。


ここから羊蹄山のふきだし公園を目指しますが、
スマホのグーグルナビに道案内をお願いしておきます。
前回のツーで迷子ばっかりだったからね!今回は基本的にナビのお世話になり、
怪しいと思ったらすぐ「止まって確認」笑

スキーリゾートで有名なルスツを経由して京極へ・・・
大変です・・・行きたい道が交通事故処理で急きょ通行止めされていて
回り道を余儀なくされました!知らない土地で回り道とか勘弁してほしいよ、
なんだかすごい遠回りして無事ふきだし公園に到着。
私、水ヲタクですから、名水として誉れ高いこの水を飲んでみたかったのです。



このために空のペットボトルを残しておきました。
早速飲んでみると、冷たくてとても美味しい水だー
生涯でトップクラスの美味しさ!ここまで来た甲斐があるね。
水の周りは涼しくて天国のよう

さて、これから積丹半島を目指すのだけど、すでにお昼になっちゃった。
積丹でウニでも食べたいけど間に合うかしら・・・
軽く見積もって2時間、休憩入れると3時間近くか・・・
のんびりしたかったけど出発だ。

大好きな羊蹄山、天気がイマイチで本当に残念


倶知安でガソリン入れようか迷ってるうち、
あっという間に郊外になってしまった。
国道5号を左に折れて少し焦りながら積丹方面にしばらく走ると、
共和町と言うところでホクレン発見、ガスチャージ。
満タン法の燃費はリッター37キロ。すげえな。

腹減ったー

いつもはウニ丼とか「別にぃ⤴?」だったけど今回は無性に食べたい!

積丹半島の西側道路

そしてついに神威岬が見えてきた


神威岬先端に行こうか迷ったけど、十代の汽車旅の時に岬まで歩いて到達しているんだ。
まだ遊歩道なんか整備されてない荒れた道の時ね、30年以上前だ。
積丹ユースから歩いて行ったから確か片道2時間近く歩いたかな?
だから今回はパス。

ホントは腹減って死にそうなの

頭の中はウニ丼でいっぱいなの

岬は岬でも「みさき」ヘGO!

超有名店で食べるなんて俺らしくないな


ウニ丼2,600円ナリ

途中で飽きるかなと思ったけど、最後までおいしく食べられた。
でも一回食べればいいかなと言う感じ。高いしね

店内は中華系団体で賑やかだったよ・・・・
ここまでやってくるか・・・

もう3時なので、小樽・朝里川温泉の宿に向かいます。
積丹ブルー、写真だときっと上手く撮れなさそうなので脳裏に焼き付けておく。
それ程快晴じゃなかったからちょっと残念。

余市から国道5号に合流するとどっと車が増えた、ものすごい交通量・・・
たまらず裏道をナビに誘導してもらい、夕刻無事に宿に入る。
小樽朝里クラッセ、きれいな宿です。
「屋根がなくてごめんなさい」と言いながら駐車場へ案内してくれた。
一泊朝食付きプラン(7,000円くらい)なので、途中のセイコマでビールとつまみ買ってきた。
北海道最後の夜をサッポロクラシックで乾杯
禁煙部屋でよかったー

本日の走行 275km

2016年7月23日 早くも最終日、早起きして支笏湖~千歳空港

4時ころから目が覚めた。
フロントにチェックアウトする旨を部屋の電話で告げて5時に宿を出る。
朝食をパスして出発だ。
本当はのんびり起きてホテルの朝食バイキングを楽しんで千歳に直行・・・
と思っていたけど、なんだか空港直行は勿体なくてね。

早朝ガラガラの道を定山渓経由で支笏湖を目指す。

さっぽろ湖

トイレがあったので寄ったらシャッター閉まってたよ・・・
ヤバイ・・・腹いてーよ、ウニの食べ過ぎか?夕べ飲みすぎか?寝冷えか(笑
定山渓温泉街のコンビニでトイレを借りる・・・ああやばかった・・・

気を取り直して支笏湖を目指す。
土曜日の早朝とあって、地元朝練組が多いねー
後ろから来たらすぐ譲る俺。
全員が全員、追い抜き際に挨拶していく・・・マナーが気持ち良いね。

支笏湖

ヤヴァい・・・また腹にキタ・・・
支笏湖岸を走るがトイレのトの字も見えない!
最後の手段のひとつ前、バイクを止めてストッパを飲む。
効かない、追加でトメダインだ!
トメダイン初めてだけどゲロまずー
・・・ようやく収まってトイレ探しの旅です。
私、現役時代「トイレに行きたいときに行けない仕事」だったので、
ストッパが常備薬でした。
持ってきて良かった・・と、つくづく思った。
汚い話で申し訳ありません
早朝無料の支笏湖駐車場に入り、トイレも無事あった。

ひと気のない湖岸に出て、さっき温泉街のコンビニで買ったサンドイッチの朝食です。
どこの湖畔も同じ風景でただの観光地、何にも面白く感じない・・・
このどんよりした天気がいけないのか?
晴れれば山も見えて気分も違うはず・・・と思う。

レンタルバイクは10時までに返す約束。
支笏湖から1時間程度かな?そろそろ千歳に向かうとするか。

道は千歳まで一本道、ひたすら森の中を走る道。
ふと気が付くとサイクリングロードが並走しているんだな。
千歳に近づいてくると「ああもう終わりかあ」との思いで、せつなくなる。
最後まで気を抜かないでしっかり走ろう。

最後に千歳で満タン返しのガスチャージ、
空港近くのレンタルバイク屋さんに10時前に到着。
帰りもJetstar☆だ。

本日の走行 116km


全行程 907km(グーグルマップによる)
アベレージ燃費 35km/L (メーター値)

自分の今の体力だと、下道一般道で一日の走行距離の目安は
250〜300kmくらいが安全圏かな。
体力っていうか、目が疲れるのが早いんだ。集中力も落ちてくるしね。
北海道でこれだから本州だと200キロくらい?(笑

おまけ
政府専用機(ナマで初めて見ちゃった


使用したカメラ:SONYコンデジ HX5V

あとがき(LLC&レンタルバイクの費用とか)

6月からレンタルバイクの予約空き状況(NCのDCTは人気です)と天候をにらめっこ。
週間予報で4〜5日安定してなおかつバイクの空きがある日でさらにLCCの安い日(笑
・・・・なかなか条件に合う日がありませんでした。
週間予報で5日間晴れマークの日に合致して出掛けたけど、実際は曇天がほとんどだった。
晴れだったらつまんない観光地でも気分は良かったかもねー

行きは飛行機、帰りは苫小牧〜仙台フェリーを使う予定だった。もちろん「落陽」のために。
色々行事もあって、なかなか出発できないうちにフェリー料金が高い期間に入ってしまった。
個室が高くなるので、いつでも行ける自分にとってわざわざ高いときにフェリー使わなくてもね。
それと夏至前後くらいじゃないと船から夕陽が見られないんじゃないかな?19時発だから。
意味不明と思うならスルーしてください。大した意味はないので。

4日間の天候はほとんど曇り。
気温は早朝15℃〜20℃、日中22℃〜28℃くらいで湿度が高くあまり快適ではなかった。
ウエアは春秋ジャケットにグローブも同じく春秋+昼間はメッシュグローブ、
一応冬用グローブも持参した。

費用(税込みです)について大まかですが

飛行機代往復:約2万円(オプションなしだと13,000円くらい)
オプション:座席指定、足元広い席、荷物追加20㎏含む

成田空港の民間パーキング:4日間で2,700円(送迎付き)

レンタルバイク代:3日間(72H)でレンタル合計:39,000円
(オプション含む、任意の車両保険は未加入)
内訳
初日24時間 ¥15,500
以降24時間毎 ¥10,800×2日=21,600円
オプショントップケース3日間で1,900円

NC750X-DCT-LD(素人インプレ)

(あくまで私感です、あくまでレンタルバイクであると言うことを念頭に)
3泊4日約900キロ、新型NC750を堪能しました。
まず第一に50〜60㎞/hあたりが全然苦にならない。
一般道をトコトコ走るのに最高ではないでしょうか?
メガスポやらに乗ってると苦痛でしかない速度域ですよね?これはいいなあ・・・
高速もまあまあ。100km/hあたりまでならすぐ加速するので合流でも困らない。
もちろん100キロ巡航も振動が意外に少ないし、疲れない。
乗り心地とブレーキがちょっとプアだね。
ブレーキは初期が効かなくて握ればそこそこ効くが。
サスは・・・金かけてないな(笑
ローダウンはもう少し足つきが良いといいんじゃないかな。
車体は軽くて取り回し全般に良いね。
特にUターンのし易さは特筆ものです。
エンジンを傾斜させてあるので、低重心なのかな?

ポジションは上体が起きた殿様乗り。威風堂々でいいんだけど、
お尻に体重が集中するのでかなり痛くなったね。
体脂肪率20%超える俺でも痛いんだから。あれ?体重が重いせいか?(笑
排気音はそこそこ鼓動が感じられていいんじゃない?
エンジンはツインだけど振動はよく抑えてあると思います。
手に痺れとか残りません。
ミラーもブレること無くよく見えます。
何と言うか疲労感の少ないバイクでした。
絶対的な速度域が低いってこともあるのかしら?

北海道のレンタルバイクということで、センターばかり激減りしたタイヤ。
そのせいでコーナリングなんか楽しめません!これはバイクが可哀想。評価不可能
倒しこみの際にメチャ抵抗感を感じて、要するに寝ない、と。
フロント周りはまるでアメリカンタイプに乗っているようなキャスター角を感じた。
給油だけど、リヤサイドに給油口着けるとか何とかならんかったかねえ?
まあ燃費が良いので給油間隔が長いのは美点だー

DCTの出来はまあまあでしょう。100点満点で70点くらい
Dモードだと平坦地なら良い。登り勾配ではシフトダウンなかなかしなくてじれったい。
Dモードでも手動でシフトダウンできるのは良いけど、
その後勝手にシフトアップしてしまう。
逆にSモードだと、手動でシフトアップさせても勝手にすぐシフトダウンしてしまう。
「それならマニュアルモードで」となるんだろうけど、メンドくさいじゃん。
手元を見ないですべて操作できるようになればマシになるかな?
学習能力が備わっているなんて聞いた気がするけど、
所有したらまた違った感じになるかもね。
そもそもDCTを上手く使いこなせてないんだろうね。
OPでシフトペダルがあるそうなので、自己所有なら付けたいな。

困ったのはホーンボタンの場所。
咄嗟にホーンの場所と思って押す場所はシフトダウンのボタン。
ツーリング中、危険回避でホーンを使いたい場面で3回ともホーンを押せなかった。


これははっきり言って危ない!


調べたら最近のホンダ車は、ホーンボタンとウインカースイッチの場所が入れ替わって、
ホーンボタンが上に来ていると。
なぜ逆にする?押しにくいったらありゃしない。
緊急時にいちいち手元なんか見れないって!
使う頻度はウインカー1000回にホーン1回の割合としても、
危険回避としてホーンの押しやすさが優先されていいのにと思う。
ま、所有すれば慣れる????と思うけどね。これは疑問だなー

総合評価としては何と言うか思った通りのバイクでした。
実に「道具感」に溢れたバイクですね。もちろん最大限の褒め言葉です。
見せびらかし目的や、所有欲を満たしてくれることもなく優越感など感じることもない。
床の間に飾るには向かないし、盆栽にも向かない。
麻薬性があるような加速・速度域にはほど遠い。
究極的な「使ってナンボ」なバイク
ま、このバイクを買う人はそういう事が解っている人が多いと思いたい。
そうでなければ早晩乗り換える羽目になりそう。

言いたい放題で失礼しました。

「お前は買い換えるか?」と聞かれたら・・・

もうちょっと考えさせて(笑

秋もロンツーを計画中です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。



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