2007年10月 しまなみ&阿蘇ツーリング

長い休みを取っておいたので満を持して久し振りのロングツーリング
前回に続き千葉発で目的地は四国&九州で、前回行けなかった所がターゲット
メインは「しまなみ海道」と「阿蘇」、今行きたい場所のツートップ

ノリック、見守っていてくれ・・俺、絶対安全運転で行ってくるから・・・
(ノリック・・2007年10月7日 川崎の公道にてTMAXを運転中不慮の事故により他界)

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2007年10月11日 旅立ち編(千葉~東京有明FT)
2007年10月12日 四国上陸(徳島FT〜今治)
2007年10月13日 しまなみ海道&大好き尾道を堪能!(今治〜しまなみ〜尾道)
2007年10月14日 九州上陸(尾道〜徳山〜フェリー~国東・竹田津〜湯布院)
2007年10月15日 いよいよ阿蘇アタック!(湯布院〜やまなみ〜高千穂〜日向)
2007年10月16日 九州から四国へ再上陸(日向〜佐賀関〜八幡浜〜高知)
2007年10月17日 竜馬像とはりまや橋(高知〜徳島FT〜オーシャンフェリー〜)
2007年10月18日 帰着(有明FT~千葉)

2007年10月11日 旅立ち編(千葉~東京有明FT)

夕方、はやる気持ちを抑えながら有明フェリーターミナルに向かう
この胸のときめき、最高だね・・・やめられない・・・
東京19時発徳島寄港・北九州行きオーシャン東九フェリー

チケットは閑散期なので予約なしでも余裕です。
積み込み待ちのとき、周りにいた人たちと(4輪の人も)なぜか盛り上がる。
シーズンオフの平日だから「変わった人」ばかり。
バイクは5台程度かな。
フェリーはカジュアルフェリーで問答無用の2等寝台。
今回は相部屋でした・・早々に就寝。


2007年10月12日 四国上陸(徳島港FT〜今治

朝からデッキに出て穏やかな海を眺める。
ず〜〜っと紀伊半島が見えてるね、なんか陸地が見えると安心する。
海面を突如、トビウオが跳ねる・・っていうか飛ぶ。
おー、いっぱいトビウオが飛ぶ飛ぶ。
デッキの人から歓声が上がる・・
いつの間にか、夕べの積み込み待ちで会話した人たちがデッキに集まってるじゃん・・・
「あれってトビウオだよねー?」「そうですよ♪」
今度はトビウオを追いかけて、でっかいシイラがジャンプ!
金色に輝いたシイラ、きれーーーい!これには感動
そして・・・今度はイルカだよイルカ!!
後は・・・鯨かシャチしかないぞ←←さすがに出なかったw
船旅は退屈だけど、今回はイイもの見せてもらいましたああーーー

フェリーは13時過ぎに徳島に着岸、いい天気だ、気温も高め。

いつものように走行は明るい時間を使います。
とりあえずもう午後なので、高速・徳島道を使い松山方面へ・・・・
先に九州へ行くか「しまなみ」に行くか・・どの道、四国内で一泊だな・・
特に事前に計画してないけれど、なんとなく「サンライズ糸山」と言う宿が気になるので、
15時頃に予約を入れるとOK、泊まれるぞ。
という事で徳島道松山道〜いよ小松JCT今治方面へと・・・
途中、高速が途切れているので今治の結構手前で下りてガスチャージ。
GSの店員さんに色々質問されて、「サンライズに泊まるんだ」と言ったら
店員さん曰く「サンライズはメシがウマいスよ♪」だって〜〜〜
ありゃりゃ、さっき予約で「素泊まりでおながい」って言ってもうた。

来島海峡大橋たもとの公園に寄る

もう夕暮れだ・・・宿に行こう・・・宿は展望台のすぐそば。
宿に到着後、食事可能か聞いてみる・・
「あのう・・・晩ご飯・・・無理・・??」「大丈夫ですよ」と。よかったー

今治市サイクリングターミナル・サンライズ糸山公式ページ
http://www.sunrise-itoyama.jp/

宿は来島海峡大橋のすぐたもとにそびえる。
部屋から見る景色は値千金ですよ。

お楽しみ晩御飯です〜


ご飯は鯛めし。
適当に焦げていて超うまい。
これで一人で2食付宿泊7千円弱くらい。
素泊まりだと4千円くらいかな。
早めに就寝する・・・おやすみなさい・・


本日の走行過程

地図はヤフーマップさん

2007年10月13日 しまなみ海道&大好き尾道を堪能!(今治〜しまなみ〜尾道)

サンライズ糸山から見た朝の来島海峡

宿の前から浜辺に下りて橋を見る・・・

ホントにすばらしい景色で、瀬戸内に来たことを実感する。
宿の朝食はバイキング形式。
朝7時から、と言うので7時に食堂へ行ったら・・おかずの種類が少ない。
「ま、安いからしゃーないなあ」と思いながら適当に食べ初める。
そうしたら次から次へと色々料理が出てくるじゃないの!
なんだよーー最初から出してよーー
もしかして昨日のGSの人の言う「サンライズはご飯がすごい」と言うのは
この朝ごはんバイキングのことだったりしてね〜〜
はっきり言ってこっちを夕ご飯にしたほうがいいのでは??

いやああ・・朝から食べ過ぎてしまった・・
そこで食後の運動ということで、宿のMTBを借りて隣の島まで橋を渡ってみることに。

しまなみ海道は最後の新尾道大橋を除き、歩行者、自転車、原付(2種も含む)も渡れます。
もちろん有料ね

しまなみ海道は、いわゆる尾道今治ルートってやつですね。
地図は「せとうちタイムズ」さんよりお借りしました

橋の高さがかなりあるので、自転車の場合はループを登る。
なだらかなループは、かなり大回りしていて距離がある。
勾配自体はきつくないし、借りたMTBは15段変速くらいだったので軽〜く登る

これが原付と自転車の分かれ道です。

いやああーーー気持ちいい・・・最高です・・・
このまま80キロ先だっけ?尾道まで行ってしまいたいくらい・・・
昔取った杵柄ってヤツで、いつかは自転車で全行程走破してみたい。
最近クロスバイク欲しいなあ・・・とか考えている。

一つ目の橋の終わりにある馬島という島に立ち寄る。
ここは自転車や歩行者、原付はバイクごとエレベーターを使って島に下りることが出来ます。

島民さんの車は特別専用出入り口があるようだ

港で海峡を見ながらマターリ・・・
しかし、潮流は川のようだな・・・
漁師さんの船が、激流の中を巧みに操船しながら「かったくり」?をやっています。
手釣りで鯛でも狙っているのかしらん・・・
ここいらの船は屋根が付いていて面白いですな。

さて橋に戻り、せっかくなので来島海峡の3つの橋を渡って引き返す。

途中の料金所と自動収集装置


自転車を宿に返しつつ「連泊できますか?」と聞いたら「今晩は埋まってます」と。
うーー残念・・・もっとゆっくりしたかった気もする・・

あ、そうそう、宿の人の計らいで夜のあいだバイクを自転車格納庫の中に仕舞わせてくれた。
さりげない心遣いに感謝、また来ます!

さてチャリダーからライダーに戻って橋を走破します。
途中の大島にあるイチバンのビューポイント、亀老山からの景色・・・



いやーー最高な眺め・・・

次の伯方島も下りて一周する。
伯方の塩」で有名ですよね、ウチも使ってます。
その次の大三島にも立ち寄る・・多々羅大橋をぼーーーっと眺める

あまりにもあちらこちらでボーっとし過ぎて時間があっという間に過ぎて行く。
最後の新尾道大橋を渡ってあこがれの街、尾道に到着。

尾道駅

駅前で写真を撮るときは気が付かなかったけど、なんだーーー後ろに城があるでないか!
・・・はい、切れてしまってますね・・・

ウン十年前、よく利用した東京発九州行きの夜行列車のうち、
この尾道あたりで朝を迎える列車もあったっけ。

ホームタウンまで切符をちょうだい
ちょうど夜明けに着く汽車の

「ホームタウン急行」
作詞/山川啓介 作曲/佐藤健
歌/サーカス

この「ホームタウン急行」の歌を聴いたとき、真っ先に浮かんだのが「尾道」だった。
夜中に停車する列車でもなぜか目が覚めて外を見ると「おのみち」なんだよなー
山陽線もこの辺りは瀬戸内沿岸を気持ちよく走る。
子供心に「海のすぐ近くの駅」と刷り込まれていてお気に入りの駅だった。
そして映画による尾道ブームは皆さんご存知でしょう。
ワタクシも大林監督の「転校生」とても好きである

↓ ↓ よくある尾道の風景、山陽線国道2号線、背後に迫る斜面と。

宿泊予約をしているビジホに行ってバイクを置き、ライダーウェアからウォーキングに適した服と靴にチェンジ。
まずは尾道がよく見渡せる千光寺公園へ歩いて登る。
ロープウェイだかケーブルカーがあるらしいけど、このルートは許す限り徒歩がお勧め。


狭い階段を登って、ふと振り向くと街の向こうに尾道水道が見える・・・


これだよなあ・・・いいなああ・・・
だけど実際住んでいる住人にとっては、特にお年寄りはつらそうに歩いてた・・・
途中、空き家って言うか「廃墟」が結構目に付く。
「住むこと」と「観光」のギャップ・・・

尾道のビューポイント千光寺公園から尾道水道を見る



まあ、よくある尾道の写真の風景だけど、実際そこに行って見ると感動するなあ。

御袖天満宮



説明不要の御袖天満宮の石段、転がったら死にそうな急勾配であるね。
知らない人に説明すると、映画「転校生」で石段を転げて男女が入れ替わるシーン・・が撮影された場所。

さてひとしきりお寺巡りなどしてお腹がすいたので、お約束の尾道ラーメンを「壱番館」さんにて食べる。

豚の角煮かと思うほどの厚みのチャーシュー!!
スープも麺もうまいっすよー、最後の一滴まで飲み干した。

美味しかったラーメンの余韻に浸りながら、風が気持ちいい海沿いに出て歩く・・・
なんだか地元の人も老若男女問わず、堤防沿いでやけにまったりとしている。

水道の向かいの向島へ、フェリーがひっきりなしに行き来する。

学校帰りの高校生が友達と「じゃあーねー」なんて(多分)言いつつフェリーに自転車で乗り込む。
郵便カブ号も行ったり来たりだ。
きっと何十年も同じ光景が繰り返されているんじゃないか、と思う。
時間が止まったような錯覚に陥り、それはとても不思議な感覚だった。
飽きもせず何時間でも見ていたい風景だ。

フェリー代を見て〜・・これこそ足代わりな船ですね。100円しないんだもん
運航時間「ひんぱんに運行」まさにその通り!


なんか離れ難いなあ・・・尾道から・・・
しかし旅人であるが故、留まる事は許されない・・・?

尾道水道がよく見えるビジホ泊

本日の走行過程

2007年10月14日 九州上陸(尾道〜徳山〜フェリー~国東・竹田津〜湯布院)

今日はスオーナダフェリーを使い、九州入りする予定。
途中にある厳島(宮島)に立ち寄ることに
ま、言わずと知れた日本三景のうちの一つです。
これで三景制覇です・・って言うかそれのために寄りました。
(ちなみに他は松島と天橋立

船の発着場そばの駐車場(有料)にバイクを置いて船に乗り込みます。

もう島に着く前から赤い鳥居は見えています。

島に着いたらたくさんの鹿が迎えてくれました。
・・・・聞いてないよおおお・・・
・・・・あたり一面鹿のフンだらけ・・・なぜ鹿なんだろうか・・
もしかして鹿のほうが先住民なのか?神の使いか?
フンを踏まないように神社に向かって歩く。

なんかちょっと・・いやな予感がしてたんだけど・・
・・・ばっちり干潮でしたあorz
なんか・・アオサみたいな海藻がちょっとねえー

ちっとも社殿が海に浮かんでないじゃん・・・絵にならんねー

しかし、修学旅行の学生ばっかりだねー。
失意のまま(大げさ)島を後にする・・・

この日はほとんど移動日ですネ
山陽をひた走り、徳山より大分・国東半島行きのフェリーに乗り込む。
スオーナダフェリーは周防灘を横切り国東半島・竹田津港に到着、九州入りです。
フェリーの所要時間は2時間でいい休憩になった。
翌日は阿蘇にアタック予定なので、それを考えて「やまなみ」に程近い湯布院温泉に泊まる。
竹田津港から湯布院までは途中から高速を使って、2時間弱程度。
宿はテキトーに探したらテキトーな宿に・・ちとハズレちまった。
でもランドリー設備とかあって洗濯できてよかった。
近くのダイエーで夕食の食材を調達。
閉店間近の安売りで買い込みすぎ&食べ過ぎ&飲みすぎたかも
翌朝にピーで大変な思いをするのであった・・・

予報によると阿蘇の朝は10℃くらいで寒そう・・・
一応ね、軽めの冬装備ぐらいは用意してきたんだ。

湯布院の国民宿舎

本日の走行過程


2007年10月15日 いよいよ阿蘇アタック!(湯布院〜やまなみ〜高千穂〜日向)

九州には子供時代より相当回数行っているけど(両親とも熊本出身なので)
なぜか、ほんとになぜか阿蘇には行ってない。
行くチャンスはあったけど連れて行ってもらえなかった。
今思うと火山規制だったのかな?
・・・と言うわけで初阿蘇だー

(自分的に)バイク乗りにとって北の聖地が開陽台なら、南の聖地は阿蘇である。
ご存知開陽台は、東大沼マラスキ村とともに80年代初〜中盤にブームが起こり、
自分もその時期に、あの伝説になった旧展望台の魅力に取り憑かれて、
予定外に展望台内で○連泊してしまった、若かった日・・

一方、なぜ阿蘇か、と言うと
「バイクともだち 草千里'79」という写真集をご存知であろうか。
それはとあるカメラマンが阿蘇に来たライダーを撮り集めた写真集です。
(すいません、立ち読みしかしてないです)
時代からして、ちょっと雰囲気ツッパリ君とかが多いのですが、
何て言うか・・・「何でこんな何でもない写真で、写真集になるのよ」なんです。
イマ風に言うと

だが、それがいい

なのよ。
・・・と言うわけでこれをきっかけに阿蘇は南の聖地なの。
この写真集、機会があればまた見てみたいナ。

そんなわけで南の聖地・阿蘇に向けて湯布院からスタート。
・・・なのだけど、早朝は霧がすごくて出発が躊躇われた。霧は濡れるんだよねー。
霧が晴れてから出かけたんだけど、後から思えば雲海の絶好チャンスを逃したおバカな自分

やまなみハイウェイ」はガラガラ貸しきり状態でもうテンション上がりっぱなし・・・


別に全然飛ばすでもなく、むしろ意識的にゆっくりとした速度で風景やコーナリングを楽しむ。

・・だったのだけど・・・

前方に事故かな?と思える人だかりがしている・・
ちょっと壊れたスズキの隼が見える・・・
ライダーはいないようだな・・・
パトカーはいるな・・
もう救急車も行った後みたい・・・
・・・まあ、気をつけて行こう・・・
そして、阿蘇のパノラマ大観峰に到着。

すごひ・・・雄大っていうか・・・それしか言葉が見つからない。

大観峰でちょっと某掲示板を見る。
阿蘇】熊本のバイク乗り@九州 その10【天草】

今ニュースでやまなみ事故放送されてた
青いスズキのライダーが亡くなったとよ…
皆死ぬなよ

え????

阿蘇市でオートバイの男性死亡

けさ阿蘇市の県道でトラックと大型オートバイが衝突する事故があり、
オートバイを運転していた男性が死亡しました。
きょう午前7時半すぎ阿蘇市一の宮町の県道別府一の宮線通称やまなみハイウェイで、
大分方面に向かっていた大型オートバイが左側の畑からバックで出てきた普通トラックに衝突しました。
この事故でオートバイを運転していた熊本市河内町の○×さんが、病院に運ばれましたが、
頭などを強く打っていて、まもなく死亡しました。
トラックを運転していた男性にけがはありませんでした。
現場は緩やかな左カーブで○×さんは友人の男性と2人で瀬の本方面にツーリングの途中だったということです。
警察では普通トラックを運転していた62歳の男性から事情を聴くなどして事故の詳しい原因を調べています。
RKKさんより)

ノリックが死んでしまった、あの悪夢がよみがえる・・・・

やまなみハイウェイで悲しい事故に遭遇して意気消沈・・・
だが、あたりまえに「生きて帰ること」が自分の最大のテーマであると再認識。
気持ちを引き締め直して阿蘇から宮崎・高千穂に抜ける。

宮崎県北部の山深い神話のまち、高千穂。
高千穂峡とか天岩戸神社が有名ですね。
国鉄時代、延岡より高千穂まで「高千穂線」というローカル線がありました。
ご多分に漏れず赤字ローカル線第三セクターに転換されて、
高千穂鉄道」と言う名で営業されていました。
2005年9月の台風14号により多大な被害を受け運休され、
つい最近、営業再開を断念した・・・「廃線」ということです。

ロッコ鉄道で再開を準備している、と言う話です。
しかしですね・・・高千穂から延岡まで国道を走ってみると
以前に比べて格段に道路が良くなっている。
もうね、鉄道に比べてお金の掛け方があからさまに違い過ぎてね・・・
道の駅にはきらびやかな最新式の洋式トイレとか
国道から脇に逸れて全然交通量のない道の先には、考えられないほど豪華な新しい橋とか。
もう自治体も住民もとっくに鉄道を見切っているのでは・・??
・・・だから観光客が相手のトロッコ鉄道ということか。

国鉄高千穂線に乗って、五ヶ瀬川沿いにのんびり走って、
観光客向けに高千穂鉄橋上で徐行して解説してくれたなんて・・・もう過去のいい思い出に・・
高千穂YHの旗振り見送りも楽しかったなあ・・

↓当時、「東洋一の鉄橋」と言われた高千穂鉄橋

↓橋もズームでよく見ると錆びて老朽化が始まっている

↓放置プレイとか言ってる場合じゃないけど、放置された車両・・

「延岡」行きの行き先字幕がものすごく悲しい・・
この列車が延岡に行くことはもうない・・・・なぜなら途中で線路が途切れているから。
それでも行き先を延岡に設定してあるのは、再開を願うスタッフの強い思い入れと推測されます・・・

これは昔の思ひ出の一枚

Z400FXで行った九州ツーリングの途中、国鉄時代の高千穂駅1982年7月撮影
コロナバッグとUSアーミー振り分けバッグ(当時のド定番)

この九州ツーリングの最中、長崎の大水害があって(1982年7月23日〜24日)
めがね橋が破壊されたその日は鹿児島から宮崎県内に移動中。
ん〜〜と・・・都井岬YHに投宿中かな。
ルート選定のとき、南九州を重点的に回る計画だったので、まだ良かったかも。
九州北部を回っていたら・・・ガクブル
でも九州南部もひどい雨が続き、がけ崩れで通行止めとかあったっけ。

高千穂で思い出に浸り、そのまんま日向の父宅に顔を見に行く。
日向市内の父宅泊

本日の走行過程


2007年10月16日 九州から四国へ再上陸(日向〜佐賀関〜フェリー~八幡浜〜高知)

父宅にて起床
「朝ごはん食べていきなよ」「ん〜〜もたれるからいいや」と早朝出発。
前回と同じく佐賀関から四国に渡る予定で、朝で空いている宮崎県内を北上

気になっていたけど前回立ち寄らなかった場所に立ち寄る。
九州にはふたつの「トトロ」があるのです。
ひとつは宮崎県・日豊線の「土々呂」駅。
そしてもうひとつが・・大分県・猫バスのバス停・・・

トトロのバス停

国道から1キロくらい入った、ごく普通の静かな山奥の農村です。

映画「トトロ」のイメージは狭山地方とか言う話ですが、そんなのどうでもいい
小さい子が見たら喜びそう・・・信じそうだよなあ・・「ここが猫バスのバス停でしょ!」って

さて、ととろを後にして一路佐賀関を目指す。
途中、臼杵石仏の近くのコンクリ工場からミキサー車がいきなり目の前に飛び出してきた。
この野郎、絶対こっちの事を見ているくせに出てきやがる。
もうこういうシーンに何十回も何百回も遭遇した気がする。
ちょっとブレーキや回避動作が遅れていたら突っ込むところだ。
こんな所で「餌食」になってたまるかっての。

無事に九四フェリーに乗り込みしばしの休憩・・・バイクはまた俺一人・・・ロンリ〜

船は四国・三崎港に着き、あのメロディーラインを堪能する!!!
やっぱりこの道イイ!!!絶対イイ!!
今回は事前の情報で、途中の道の駅「伊方きらら館」に寄り道。

ここの「じゃこカツ」が絶品とかで。
え?「じゃこ天」じゃねーのかYO!と疑問の諸兄、時代は「じゃこカツ」なのよー
じゃこに野菜を切り刻んだものを練りこみ、衣をつけて揚げた物です。

欲張りなのでじゃこ天と両方買い求めて・・食べる・・・
左のコロッケみたいのがじゃこカツで、右がじゃこ天ね。
揚げたて熱々「じゃこカツ」・・・まじでウマいっす!!しあわせ〜〜〜〜〜
(各一枚100円)
じゃこカツもう一枚追加!!5枚くらい平気で食べれそう!
・・・これが朝飯代わりですな

さて、メロディーラインを走りきり夜昼トンネルを通り大洲まで行く。
前回は肱川を海に向かって走りましたが、今回は逆に山の中へと走ります。
あこがれの四万十川、その源流を訪ねて更に山の中へ・・・
初めて対面した四万十川は、なんかもう上流過ぎて普通の小川状態
更に集落をぬけて細い道をあがる・・・
四万十源流(水源地)の標識が出てきた・・

もうなんか小さな沢みたいな感じに・・・
この先はオフ車じゃないと行けなさそう・・・で水源地は断念・・・
そうして今度は四万十川沿いに下っていく。
時間がゆっくり取れれば川沿いに海まで行きたいのだけど。
次回はぜひ夏に四万十で水遊びをしたい。

四万十川を離れて太平洋側へ向かい、土佐久礼の街へ到着。

この街、久礼は若くして亡くなった漫画家、青柳祐介氏の名作「土佐の一本釣り」の舞台。
連載当時、厳しい海で生きる男たちとその女房たちの物語に深い影響を受けた。
一度は訪ねてみたい街でした・・・惜しい漫画家を亡くしました・・・

街中にある大正町市場の「浜ちゃん」でカツオのタタキ定食を食べる。

もう3時過ぎていたのだけど、市場はもう店仕舞いだよーーー早いねーーー
バイクなので、お土産にまさか生ものは買えないしね・・・・
ちょっと市場も観光客相手がすぎるけど、ま、しゃーないか。

・・・もう夕暮れだけどまだ宿を決めてない・・・
市場の駐車場でツーリングマップルに載っている目ぼしい(=安い)宿へTELをかける。
高知市からちょっと離れたところに無事取れた。
香南市サイクリングターミナル、海が見える宿です。
サンライズ糸山で良い思いをしたのでここを選んだのですが・・・
施設は・・・・古い・・あの糸山のイメージでいると・・う〜〜ん・・
でも晩御飯も出してもらえて良かった。5千円ちょっとだったし、温かい料理だったしネ。

宿は俺を入れて三人で、俺以外はお遍路さん。
初めてお遍路さんと話をしました。
結構ねー、陽気で面白い人たちでびっくり。
勝手にお遍路さんのイメージって、なんて言うかストイックな感じかなあ??と思ってた
一人はオジサマで、もう数十回達成してるとか!!数十回ですよ数十回!
もう一人は初チャレンジのご婦人。
二人とも徒歩でのお遍路さんですって!すごいですよねー
一日に回れる札所は大体2〜3ヶ所がいいところらしい。
所要日数は早い人でも30〜40日はかかるんだって。
オジサマは八十八ヶ所のルートも、ひとつひとつの札所もその近辺の宿も全部記憶しているすごい人。
・・・お遍路マニアがいるとは思いませんでしたYO!・・・

香南市サイクリングターミナル泊

本日の走行過程

2007年10月17日 竜馬像とはりまや橋(高知〜徳島FT〜オーシャンフェリー〜)

さて、今日は徳島発の東京行きフェリー(11時30分発)に乗るため早朝に高知を出発。
せっかく高知に来たのだから桂浜には行っておこう。
高知人の朝は早いですねー
街の中心辺りなんか7時ですでにクルマがいっぱい!

桂浜は早朝で犬の散歩の人しかいない。
有料駐車場には誰もいないのでロハ
さすが高知を代表する観光地、キレイに清掃されてて気持ちの良い浜辺です。

龍馬像・・の脇は何か工事中・・

はりまや橋

桂浜を後にして市内に向かい、はりまや橋を探す。
これがまた・・・見つからない
朝の渋滞に巻きこまれるうううーーーー
市電を待っているJKちゃんに尋ねると「すぐそこです」と指をさしてくれたけど
どこにあるか見えない・・・
とりあえずバイクをその方向に向ける。
「あ、あれか・・?」
はりまや橋は無事に見つかった。

う〜〜〜ん・・・いいねえーーーー
この期待にそぐわぬ「がっかり具合」
札幌時計台に次ぐ「がっかり」だぬ。
ちなみに橋の下はなぜか池だった。川じゃないのかよ。
いや違うな、水のないところに欄干だけじゃなかったっけ??
写真を撮る俺を、いぶかしげに見る通勤通学の人たち。
「何こんなとこで写真撮ってんの」と、声が聞こえてきそうだね。
高知の人には、この橋の良さがわかるまい。

高知の人ごめんなさい

さて、一路高知を後にして徳島に向かう。
もう時間がないので、高速利用だね。

10時ごろ徳島港に着く。
復路もオーシャンフェリー利用だ。
もうすでに船は北九州から着いて、荷の積み下ろしをしているようだ。
受付は・・10時30分か・・
近くのコンビニへ行って食料とおやつをたくさん買い込む。
予約はないがノープロブレム。
行きにもらった復路用の割引券を使う。
帰りは寝台ではなく、フツーの2等だ。
乗船開始は11時。
バイク5〜6台とともに船内に飲み込まれる。

バイクから荷物を下ろして担ぎ上げ、狭い階段を登り2等船室を目指す・・・
「一人ひとマス」くらい・・・かと思ったら大アマだった。
結構九州からの人がすでに乗っていた・・

う〜〜〜む・・・・ビミョーな混み具合だなあ・・・

疲れがたまっているので個室を奮発するかあ!!!
・・・と言うわけで個室を差額支払いでゲット。
今回もツーリングの締めくくりがここ徳島港


夕暮れです・・
キレイなので、乗客も多数デッキで落陽を鑑賞してる。

旅の終わりに、いい物を見せてもらったな・・
道中、ピースサインを結構もらってうれしかったな・・・
今回はあちこちで気さくに話しかけてもらった。
やっぱり一人旅はやめられない・・

オーシャンフェリー泊

本日の走行過程


2007年10月18日 帰着(有明FT~千葉)


翌朝早く、まだ夜が明けてない東京港に入港。
家まであと少し、と言うところで横から軽トラが飛び出してきた。
家に着くまで用心用心・・・無事帰宅。
前回より1日長い、7泊8日の日程でした。

「次」は何時になるのかな・・・

最後までご覧いただきありがとうございます

使用カメラ:コニカミノルタ DiMAGE Z3


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