2024年4月GW 本州最北端&最東端リベンジツーリング

現役バリバリ時代(笑)はGW(ゴールデンウイーク)は勤務だったので
その期間にバイクでロンツーに出ることはなかったのですが、
退職後にのんびり勤めている会社は世間一般的な休日で今回のGWは13連休
正直言って大型連休中は混むだろうし宿もフェリーも高くつくので避けたいのだが
そんなこと言ってると元気に出かけられる時間も残り少ないと自分に言い聞かせる

前回の東北ツーリングで(日和って)見送ってしまった最北端と最東端ダブル制覇が目標
前半ならそれほど混まないかな?と思って4月25日~5月2日の7泊8日のロンツー
大まかなコースは前回と似ていてグンマー~新潟FT(新日本海フェリー)秋田FT~下北半島
三陸海岸を南下~(途中でサプライズ)~帰宅な感じです
前回周れなかった場所を重点的に攻めてみようかと
いつも思うけど中途半端?に終わってリベンジツーリングばかりだなあと思う

コンテンツ(クリックでジャンプします)

2024年4月25日 新日本海フェリーを目指して新潟へ(自宅~関越道~新潟港FT)
2024年4月26日 下北半島・むつ市直行(秋田港FT~青森県むつ市)
2024年4月27日 むつ市の温泉宿で連泊(最北端大間崎~恐山~尻屋崎)
2024年4月28日 久慈で海鮮、極楽浄土ヶ浜(むつ市~宮古)
2024年4月29日 最東端魹ヶ崎(ととがさき)を踏破、すずめの戸締り聖地巡礼(宮古~気仙沼)
2024年4月30日 南三陸の震災遺構・旧防災庁舎、女川(気仙沼~多賀城)
2024年5月1日 天気は下り坂、腹案のマル秘ルートで東北脱出(多賀城~太平洋上(笑)
2024年5月2日 名古屋から一気走りでグンマーへ(名古屋FT~中央道~諏訪~佐久~グンマー)
あとがき

2024年4月25日 新日本海フェリーを目指して新潟へ(自宅~関越道~新潟港FT)

会社の休みは4月24日からだったけど24日は一日雨模様なので25日発で
前回と同じコースでグンマー~関越道~新潟FT
休憩場所も一緒(笑)、パッキングも一緒(笑)
今回はゆっくり午後出発で最初の休憩の谷川岳PA
(あとで前回の写真見たら同じ駐車場所w)

新潟到着後前回と同じGSでガソリン給油、レギュラー161円で燃費は23.4km/L
前回と同じ温浴施設で時間つぶし&夕飯、パターン化されてある意味楽だ

20時過ぎにFTへ移動
新日本海フェリーで秋田まで
新潟発22:30→秋田5:05着予定
乗船開始は21:30との案内


バイクは6台で自分以外はみな苫小牧東港行き

今回も同じ個室ステートB和室アウトサイド
料金もギリギリ安い期間で12,400円

睡眠時間が少ないので即就寝
おやすみなさ~い

本日の走行230kmくらい(マップはグーグルマップさん)

2024年4月26日 下北半島むつ市直行(秋田港FT~青森県むつ市

秋田到着前にもう外は明るい
だがしかし・・・思いきり曇天・・・気温は11℃

お世話になった「らいらっく」

前回と同じ八郎潟干拓地の快走路を走り、八竜ICから無料の秋田道に乗る
一瞬海沿いを行こうかと頭をよぎったがそれだと前回と同じルートすぎるので
無料高速を行くが・・・これが少し後悔
高速は山間に入って行き、気温がどんどん下がって外気温計は7℃を示してる
さ、寒い・・・寒いし時折雨がパラついてくる
「あ~あ道の選択誤ったなあ。引き返して海沿い行こうかな」と考えるほど後悔
高速を途中で降りて「道の駅 ふたつい きみまちの里」で今後の対策を考えよう

バイク駐輪スペースには屋根があって助かる
道もウエットだしなー
中に入って手持ちの朝ごはんを食べる
天気予報は朝から晴れのはずなのにな
山間だから雲や霧がかってるんだろうか
1時間くらい様子見てたけど天候が回復する見込みはない
一気に山を下ってしまおうと意を決して海側には戻らず走り出す

小一時間走って雲を抜けて一気にさわやかな空に
現金なもので一気に気分が盛り上がってきた気温とともに!
道の駅いかりがせき 津軽関の庄」

ここから有料高速に乗り、弘前のさくら祭りの誘惑を振り切って下北半島
ルート的にみちのく有料を走る
ETCが使えるようになったとのことで以前の料金所渋滞を検証です?

料金所です
まるで渋滞は起こってなかった

陸奥横浜にある「道の駅 よこはま」に寄る

ちょうどお昼時なのでメニューにホタテがあるので食べてみる
横浜ホタテフライ定食2,000円

自分的に高額過ぎるお昼ご飯だな
超肉厚で美味しかったけど一種類だと飽きてしまう
半分フライで半分刺身だったら良かったかもね
ホタテは刺身がいちばんかな
ここではホタテのお刺身置いてなかったんだよね
他の人は大体「ホタテ丼」食べてたな

さあさあ連泊するむつ市の宿に直行です
途中でガスチャージ、レギュラー158円とむつ市は激安
燃費は22.7km/L

宿は「むつ矢立温泉」さんで2食付き7,850円
うわさ通り温泉はメチャ熱くて腰くらいまでしか浸かれませんでした
地元の爺様でメチャ混んでるし浴槽の周りで寝湯していて落ち着かない
飯は正直言うと美味くないし事前情報から千円以上値上げしたので失敗したかな?
部屋に洗面もトイレもないのは不便だからもっと安くないとね

キャンプ場やバンガローなどもある(ゴルフ練習場と雀荘もw)
去年電話してここのバンガローに泊まろうかとも思った場所
情報と違ってバンガローには寝具がないと言うのであきらめた


だけど楽しそうでしょ?バイクやクルマの横付けOKだそう
バンガローはひとり2,200円だそうだ
寝袋持参でこちらの方が断然お勧めだね
買い出しは3~4㎞先の麓にスーパーが数軒ある

宿の宿泊料金表

本日の走行 300kmくらい

2024年4月27日 むつ市の温泉宿で連泊(最北端大間崎~恐山~尻屋崎)

宿で朝ご飯を食べて最北端大間崎に向けて8時スタート
大畑までは交通量も多く余り楽しくないが沿道の桜がきれいだった

大畑を過ぎると海岸線の快走路となりツーリング気分も盛り上がってくる
むつ市から大間崎までは50㎞で約1時間
大間崎に到着
まだ午前の早い時間なので訪れる人もまばら

津軽海峡にはマグロ狙いの漁船だろうかたくさんいたね
北海道もそこそこ見えた
特に何か食べるでもなく買い物もなく早々に大間崎を後にする
思っていたほど自分的に盛り上がらなかった最北端の地だった
やはり陸走りで苦労の末に辿り着いた人とは達成感も違うよね

この後は霊場恐山に向かいます
大畑まで戻り海沿いから離れて県道4号を山の中へ
途中、薬研温泉のすぐ近くで悩んだけど寄り道せず恐山へ
途中の薬研渓谷は綺麗だった
写真は恐山と薬研温泉の分かれ道

県道4号大畑~恐山間は交通量も少ないせいか道路に落ち葉も多くて慎重に走る

さて恐山の入り口に着きました
もう山の途中から硫黄の匂いが漂ってきて、ただならぬ雰囲気が感じられた

入口で三途の川を渡ります・・三途の川ですか・・生きている内に渡るなんて
なんかとても怖い石像が睨んでて子供なら泣いてしまいそう

無料Pにセブンを停めます
恐山は冬季閉山中で正式開山は5月1日だそう
この日(4月27日)は仮開山中で普通に参拝?入山?できてよかった

入山料500円を払って恐る恐る入山です




観光客はほとんどいなくて貸し切り状態です
これならば境内の無料温泉に入れそう


覗いたら誰も入ってなかった
参拝済んだら入ることにする


なんか殺風景と言うか殺伐さが良いね



さて服をいそいそと脱ぎ入浴です
大好きな硫黄系のお風呂
宿のお風呂の100倍気持ち良いお風呂です
温度も適温
窓を開けると参拝者が目の前を通ります
何とも変な気分
うわさによると観光客がひっきりなしに風呂を確かめに入り口を開ける・・
という話だったけどガラガラだったので終始ひとりで貸し切り満喫できた
しかしメイン参道のすぐ傍らに風呂があるなんて面白いね
思い切って入って良かった
ものすごく楽しい思い出になりそう

この後は結構楽しみにしていた尻屋崎へと
大洗発さんふらわあで見た尻屋崎がものすごく良くて
いつの日か訪れてみたいと思っていた

尻屋崎入り口になぜかゲートがあって閉まってる??
えええええ聞いてないよ???

立馬を保護するためのゲートだって

近寄ると自動で開きます

さて尻屋崎灯台が見えてきました

結構人気場所なようで大間より賑わってるんじゃないかと思った

これで下北周遊も終わりです
むつはガソリン安いので給油しておく
同じくリッター158円でこの辺は統一か
燃費は今回のツーリング最高値25.5km/Lでした!
荷物が軽いのが幸いしたかな?

昼過ぎに宿に帰ってひと風呂浴びて、珍しく昼からビール飲んで昼寝
連泊でーす

本日の走行 180kmくらい

2024年4月28日 久慈で海鮮、極楽浄土ヶ浜むつ市宮古

今日は一気に三陸を南下して宮古泊の予定
宮古では人生初のカプセルホテルを予約しています
むつ市から道の駅横浜過ぎて東へ逸れて六ヶ所村方面へ
六ヶ所村と言えば何よりエネルギー関連施設、とりわけ原燃施設など有名ですね
道路がものすごくきれいに整備されていて走っていて超絶気持ち良い
通り沿いに超巨大な石油備蓄基地などが見て取れました
湖みたいな畔でトイレ休憩したのですが、そこで花壇手入れの地元のおばあさんと少し話をした。
「日本に何かあったら真っ先にここが狙われるのよ」と話してくれたのが印象的
よそ者なのでそれについて多くは語りませんが「大丈夫だよ~」とだけ言っておいた

三沢の街をかすめ八戸へ
前回は八食センターによってお土産と海鮮を味わったが今回は素通り
渡ってみたかった八戸大橋を渡ってところでグーグルナビさんの迷案内に翻弄される
行き止まり丁字路なのに「道なりです」ってさあ・・・・
翻弄されながらも狭い住宅街路を抜けて無事に無料の三陸道に乗れた
(いつものようにナビ案内はグーグルマップさんの音声案内です)
宿のチェックイン時刻が16時と少し遅くて時間が余りそうなので
時間つぶしに「久慈健康ランド 古墳ノ湯」さんに寄るつもりでいた
ところが三陸道上から見た久慈の道の駅?がものすごく楽しそうなので
急遽久慈北インターで降りて予定外のそこを目指す
そこは「道の駅 いわて北三陸」という道の駅
GW前半3連休の真ん中とあって道の駅は大混雑

子どもの遊具とか楽しそうに遊んでいるちびっ子たちで賑やか
中に入ると海産物メインでこれまた賑やか
良くある冷凍とか乾物じゃなくて生鮮魚がたくさんあって楽しい
思わず地魚お刺身とご飯を買ってイートインで千円オーバーの豪華なお昼です

お刺身どちらも大変美味しゅうございました!カワハギの肝あえ超絶美味しい
ソイもお刺身で食べたの初めてだけどバカウマ!

久慈産のウニ(180gで4,200円)は高くて買えませんでした残念

お土産に南部せんべい南部美人を買って発送
一斗缶入りの南部せんべいなど売っていてワロタ

これだけ楽しい道の駅ですから長時間居てしまい、お風呂へは行かなかった
道の駅も楽しい所とそうでない所の二極化が激しいですね
私的には思わず買い物をしたくなるのが楽しい道の駅です

宮古へとまた三陸道に乗るけど、田老と言う街に寄り道
震災遺構の「たろう観光ホテル」さん

1~2階を破壊し4階まで浸水したというから津波の猛威は想像を絶するもの


周りは津波対策でスーパー堤防

スーパー堤防から漁港へ降りる


のどかで静かな田老の漁港
船着き場でセブンを停めてまったり眺める
釣りをするグループが二組くらい
のんびりとした平和な日常の風景
平和な日常とはなんと幸せなことなんだろうか、何てことを考えてしまう
そんなことを考えながら田老を後にする

まだチェックインには早いのでベタな観光地ではあるけど
浄土ヶ浜へ行ってみる。極楽浄土はどんなところでしょうか?
先日三途の川も渡ったことだしね

事前リサーチで第3駐車場へセブンを停めたけど駐車場はそれほど混んでなかった
少し離れた場所だからかな?
歩き出してそこの駐車場が空いている意味が分かった
距離はそれほどではないが高低差が結構あった
行きは延々と下り・・・帰りは地獄を見そう(大げさ


やっと極楽浄土が見えてきた

何と言うか極楽浄土はいわゆる絵葉書のような世界だった
イメージしたそのままです

帰りの地獄登りを覚悟していたら目の前になんかバスが停車
巡回バス?
浄土ヶ浜園内周遊バス」だそうです
リンク
www.city.miyako.iwate.jp

何と無料で先ほどの第3駐車場も回ってくれるそう
何というラッキー
何というグッドタイミング
帰りは楽々無料バスで


その後16時に宿にチェックイン
今晩の宿は「ホテル宮古ヒルズ ステーション店」さん朝食付きで5,080円(るるぶ
バイクは屋根付きスペースに停めることができました
てかバイクのお客さん多かったよ?10台くらいいたかも
宿側もバイクの客が多いということでそれ用にスペースを確保しといてくれていた
カプセルホテルと言ってもそこそこの広さがあって価格を考えると満足できるかな?
宿のHPより
https://breezbay-group.com/miyako-h/capsule/img/charm01.jpg

前回も宮古泊したんだけど、ルートインさんに泊まった
ルートインさんは綺麗で御飯も美味しくて良いんだけど今回は節約で

本日の走行 240km

2024年4月29日 最東端魹ヶ崎(ととがさき)を踏破、すずめの戸締り聖地巡礼宮古気仙沼

人生初のカプセルタイプホテルは案外と熟睡できた
ただ部屋が狭いので室内に持ち込む荷物は最小限にした方が良さそう
よその人の出す音はそれほど気にならなかった
朝食を食べた後のんびりしてたらバイク組出発最後になってしまった
今日は最東端を目指してばっちり歩く準備と心構えで出発
魹ヶ崎の入り口まで宿から40分程度、目印は姉吉キャンプ場
国道45号線から県道41号線に入りしばらくは快適な道路だが途中から狭くなる
姉吉キャンプ場の看板が出てるので左折、海の方へと下って行くとほどなくキャンプ場に到着
さすがGW、キャンプ場(無料)は結構な混み具合でした
キャンプ場を通り過ぎて漁港の手前にトイレと共にPスペースがあって
先客の4輪とバイクが数台停まっている

何人か最東端踏破の準備中でその人たちと話したけどすごい盛り上がって楽しい
やはりこんな辺境の最東端を目指す人だから一風変わっているね
事前の情報では片道1時間、往復2時間で距離は7.6kmとの情報
最初の登りがきついらしい
服も靴も着替えて準備万端、トド目指して歩き出す

や、確かに最初の登りはきついけど景色は良いし小股でゆっくり登る

きついけど何だろう?やけに楽しい、心から楽しい
はっきり分かった気が付いた
ここがこのツーリングのクライマックスなんだと

けっこう登った地点にあった津波到達点


こんなところまで津波って奴は・・・
楽しいのに涙が出る
生きている素晴らしさよ

倒木なんかもあって木さんも大変だよな

このルートの最高標高点、ここを過ぎれば楽かな

おおよそ行程の半分の地点(まだ半分かよー!!)

途中歩きにくい箇所はないけど気を抜くと危険な崖はあります
歩くことおおよそ1時間10分、灯台がやっと見えてきました!




灯台広場にはトイレと東屋があります
トイレがあって良かった(笑)

達成感はもちろんあるのだけど帰りもあるからな
1時間くらい海を眺めたり訪問者さんと会話して過ごした
さあ帰りもしっかり注意して歩こう

帰りは50分くらいで合計はやはり2時間でした
滞在時間も入れると3時間ですね
余裕をもってチャレンジしましょう
足場はきつくないので天候が良ければスニーカーで十分です
クマ除けの鈴を鳴らしながら歩く人が結構いました
飲み物食べ物は持参しましょう
自分は夕べ買っておいて食べなかったシュークリームを東屋で食べました

無事に駐車場まで帰り着き、大きな仕事をやっつけた気分

同じ道を宮古方面に戻り山田町を目指す
キャンプ場入り口から山田町方面へと道は続いているが
山田方面から来た人に聞いたら「険道」とのことで宮古方面への道を選んだ
私、狭い道(いわゆる酷道険道)嫌いなんです。対向4輪を信用してないから
ブラインドでインカットするマヌケが必ずいるんだよな

聖地巡礼の前に腹ごしらえ
「道の駅やまだ おいすた」
美味しそうな寿司パックを見つけて購入


美味しかったよ

山田町は映画「すずめの戸締り」の舞台の一部らしい
らしい・・とはまだ映画見てないから
先日TVで放送あったけど録画をまだ見てない
あー見てくれば良かったと思った

映画に出てくる「織笠駅」

山田湾展望広場にある白い扉




訪問者は映画のシーンを再現したような写真を撮りまくる
何だか何も分からず悔しいけどしょうがない
家に帰ってから録画を見よう
山田町で給油、今回最高値のリッター171円で燃費は23km

今日の宿は気仙沼の「気仙沼パークホテル」さん朝食付き6,000円
朝食が付く日と付かない日があるみたいで付く日でラッキー
完全屋根付きスペースに停められた

本日の走行 155km

魹ヶ崎の歩き 7.6km


2024年4月30日 南三陸の震災遺構・旧防災庁舎、女川(気仙沼多賀城

今日は三陸道を走らずに国道をのんびり行こうと思う
無料の三陸道を使えばそれは速くて便利なんだけど、移動を楽しむ感じが希薄だから
国道の景色良さそうな道を走ってるバイクを三陸道からチラ見して「楽しそう」と常々思っていた
一般国道もバイクが結構走っていて、同じような思いを抱いて走ってるかもしれない
本当の意味で時間と資金に余裕があるなら一般道をのんびり旅したい
ただバイクにとっての危険度はどうしても一般道は高くなるのでより注意力が必要だ

今日のメインは南三陸町の旧防災庁舎と女川の道の駅
国道をのんびり行くとBRT線(=旧鉄道路線)も並行していて、バスと暫く並走して楽しめた
良く調べずに行ったんだけど、旧防災庁舎は震災遺構として残した、とニュースでは聞いていた
行ってみるとその周辺を南三陸町震災復興祈念公園として整備して
「南三陸311メモリアル」館とか「南三陸さんさん商店街」などで構成されていた
旧防災庁舎は道路からは隔絶されていてグーグルマップナビでは上手く辿り着けなかった
結局は南三陸311メモリアルの駐車場に停めて訪問するのが良さそうです




みなさんご存じの通り、あの建物です
映像がフラッシュバックされて知らずに涙が流れます
命を賭して避難を呼びかける放送を続けた職員さんの音声
あの屋上のアンテナ・・・・

私は直接災害を経験した訳ではないですが
生き残った私たちにできることは後世に伝えること
残された生を楽しむこと
そんな思いを胸に抱いて女川へと
女川は駅から海に向けた新しく出来た「道の駅 おながわ」に行ってみたい気持ちで

国道45号線から海沿いの国道398号線で進む
途中、広大な河川の河口沿いを走るがおそらく北上川だろうと思った
その北上川の一番海に近い橋「新北上大橋」を渡る
この時気が付かなかったが、「大川小学校」のすぐ近くを通ったと後で気付いた
ここも悲しすぎるが遺構として残してあるそうだ
あまりにも犠牲は大きすぎるが、ぜひ教訓として海沿いの人は活かして欲しい

「道の駅 おながわ」に到着

かなりの人で賑わってます
よくTV映像で流れたからね
まあ自分もそれ見て訪れてみたいと思った訳ですが
駐車場のすぐそばの海鮮丼の店は大繁盛
海が見えるテラスで皆美味しそうに食べてます

ちょうど昼時で自分も何か食べようかと思ったけど
あまりピンとくる店がなくて結局海が見えるコンビニのイートインで済ませた
TVではすごく魅力的に見えたんだけどなあ(笑)
国道で海と分断されているのが惜しい感じ

今日の宿の多賀城へと向かいます
旅ももう終盤ですね

今日は一般道経由縛り?ですから松島のあたり混むだろうなと思っていたら
案の定混んでました。クルマはそうでもないけど人でごった返してた

今日の宿はスマイルホテル仙台多賀城さん
素泊まりVODプラン6,400円
見られる映像が少なすぎてこんなの選ぶんじゃなかった
こんなのよりYoutube見放題の方がよっぽど良い
玄関横の屋根付きの場所に停められた

本日の走行 150km


2024年5月1日 天気は下り坂、腹案のマル秘ルートで東北脱出(多賀城~太平洋上(笑)

朝起きたら今にも降りそうな空模様
今日・明日は東北南部は雨模様だそうだ
連泊して雨をやり過ごす考えもあるが、日中暇すぎる
そこで腹案として仙台~名古屋の太平洋フェリーを利用して東北脱出のルート
えええええええ????
名古屋へ行ってどうするの?って感じですが(笑)
この航路に乗ってみたいのと東北道も飽きた感が

昨晩の内にS寝台を予約しておいたが残り2枠と言う混み具合
B期間なので23,900円(高いな~)
出航は12:50なのでチェックアウト10時ぎりぎりまで滞在してホテルを出てガス給油159円
仙台もガソリン安いね
燃費は21.6/Lで今回最悪 南三陸~女川のワインディングを堪能したのでしょうがない
宿の近くにヤマト運輸さんの営業所があったのでリヤシートの特大バッグを発送、2千円弱

ヤマト運輸さんの向かいにイオン系のスーパーがあったので
軽く船の朝ごはんでも買っておくかと思ったらおにぎりも弁当もパンも激安なので
ついつい3食分買い込んでしまった(実際は昼・夜・翌朝・翌昼の4食になった)
せっかく船内レストランで夕飯バイキング食べるつもりだったのに



仙台FTにはかなりのバイクが集まっていてこの航路って需要あるんだね
中京~関西ナンバーがほとんどでした
いつも閑散期のフェリーしか乗ったことがないからこの光景に驚いたな
栗東ナンバーのカブ乗りさんと仲良くなった

12時乗船開始で「いしかり」に乗り込み船内へ
そうしたら何と言うことでしょう!!
想像していたS寝台と大違いで!!!
まるでカプセルホテルじゃん
太平洋フェリーさんのHPより
https://www.taiheiyo-ferry.co.jp/senpaku/new_ishikari/img/pic_ishikari_room10.jpg

SNF系列の「ツーリストS」と勘違いしてた!!!
いや勝手に勘違いして碌に部屋を確認せず予約した俺が悪いんだけどさ
この空間でほぼ100%満室という窮屈さ、絶対耐えられない自信がある
思わず等級変更にフロントへ行くが、同じような変更希望者でフロントは大混雑
個室が残っていて良かったけど予定外の大きな出費になった
差額が+13,500円で合計37,400円!!!!恐ろしく高くついたなー

変更した部屋は1等インサイド
https://www.taiheiyo-ferry.co.jp/senpaku/new_ishikari/img/pic_ishikari_room07.jpg

あ~あ
でもしょうがないな
S寝台だったら普通のB寝台(ガラガラ)またはエコノミー(誰もいない)で良かったかな?
なんて思ったけどアフターフェスティバル後の祭り


出航後、しばらくデッキで見ていたけど寒いので部屋にこもる

案内放送で僚船とすれ違うというのでデッキに出ると見学者でいっぱい

お互いに汽笛を鳴らし合って手を振り合って楽しい
お昼寝して起きたら外は雨
夜も早々に就寝

本日の走行 10km以内(笑)

2024年5月2日 名古屋から一気走りでグンマーへ(名古屋FT~中央道~諏訪~佐久~グンマー)

船は順調に進み、伊良湖岬の辺りで綺麗に晴れてくれた



定刻通り10:30に名古屋FTに到着

さて今回のツーリングも最終章
予想外に名古屋からのグンマー帰還です
せっかくだから行ったことがない木曽路とか行こうかなとも思ったけど
のんびりしてると連休の後半4連休に突入だし今日中に帰ることにする
ルートはフェリー降りたらすぐ高速に乗り
中央道~諏訪~立科~佐久~上信越道で帰る最短最速ルート
明るい内に家に着くのが目標

途中の休憩場所は
恵那峡SA
辰野PA
道の駅 和田宿ステーション
上信越道の横川SA
おおよそ1時間に1回の休憩

最後の休憩ポイント横川SAで晩ご飯用に峠の釜めしを買って無事帰宅

本日の走行 345km

全体のルート 約1,600㎞(最長更新)

使用カメラ
SONYコンデジRX100

あとがき

いつもの持病で左肩が痛くなったんだけど、
今回は右肩も50肩で痛くてもう何が何だか苦行のようなロンツー
前半は辛くてもう早く帰ってしまおうかと考えたけど
魹ヶ崎のあたりからものすごく楽しめた

帰ってきてぼーっとTVを見てたら某有名漫画家さん(同世代)が
「辛いけど、楽しいの方が上回るのでまだ(漫画家を)続ける」と述べた
その言葉にいたく感銘を受けた

本州最北端と最東端を制覇したので残すは最西端
まだ旅は続く・・・かも知れない

最後まで読んでいただき、ありがとうございます